2011年7月30日 (土)

【手足口病・・・②】

お待たせしました、昨日の続きです。

昨年に続き、今年も中国では発症件数が1万件を超える大流行の手足口病ですが、例年夏季に乳幼児のあいだで流行します。中国では昨年、コクサッキーウイルスA16型が主流でしたが、今年はエンテロウイルス71型(死亡例の90%がこのウイルス)が多く、重症化する可能性が高まっていると警戒を呼びかけています。

厚生労働省の定義によると、手足口病は主に手足、口の中、唇に小水疱を生じる伝染性のウイルス性感染症で、コクサッキーウイルスA16型、エンテロウイルス71型以外にも、コクサッキーA10型などによっても起こります。

感染経路は、感染者の分泌物、便などによる経口・飛沫・接触感染などでかなり急速に伝染します。潜伏期間は2~7日で、初期の典型的な症状は、軽い発熱・食欲不振・のどの痛みなどで、発熱から2日くらい過ぎたころから、手や足に赤みを帯びた小さな水疱が多く発生し、舌や口粘膜には浅いびらんアフタ(発疹)が生じます。これは口内炎より軽く、7~10日で自然に治ります。水疱は米粒~小豆大で、臀部や膝部などにも散在することがありますが、これもかさぶた状になり、約1週間で消えます。

ごくまれに髄膜炎などが生じることもあり、エンテロウイルス71型による手足口病の場合には、発熱やおう吐、頭痛の頻度が高く、注意が必要です。

乳幼児だけが罹る病ではありませんので、大人も感染します。家族内での感染を防ぐためにも、兄弟の接触を控え、手洗い、うがいなどを心がけましょう。また感染者のよだれやおむつ替えは要注意です。口の中の発疹がひどい場合は、食事を嫌がるお子さんもいると思います。無理に食べさせるのではなく、柔らかで口どけのよいものを与え、脱水症状に陥らないよう水分補給を十分にしましょう。

昨日も書きましたが、有効なワクチンや薬剤はありませんので、こんなときこそレメディーに活躍してもらいましょう。レメディーはあやしいな、と思った時点で早めにとることが大切です。下記の対応レメディーをお試しいただき、心配な方は日本ホメオパシーセンター東京総本部の電話応急相談をご利用ください。

【手足口病】

Ars.アーセニカム

Rhus-t.ラストックス

Sep.シーピア

Bor.ボーラックス(キッズキット)

Thuj.スーヤ(キッズキット)

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2011年7月29日 (金)

【手足口病・・・①】

流行の兆しがみられる手足口病ですが、抗生物質では効果がみられず、特効薬もない病です。そんなときこそ、ホメオパシーの出番ですよね。

手足口病は、4歳位までの乳幼児がかかりやすいウイルス性の発疹症です。そしてこの年齢期(だいたい0~12歳まで)は様々な病気にかかりやすく、かかることで自然治癒力を発動させることを学ぶ大切な時期です。年々抵抗力が高まり、未来にわたる免疫力を獲得できる体の基礎づくりの時代ともいえます。このときに薬剤に頼り過ぎると自然治癒力の学びの場を奪うことになります。

個人的な考えですが、学びの場を失った子どもは本来もつ治癒力を信頼できず、将来薬剤やサプリメントに頼ることを当然と考えるようになるのではないでしょうか。またそれは、自分の能力を十分に信頼することができない精神に繋がるようにも感じます。

子どもの病気の多くは皮膚に症状が現れます。皮膚とは自分と外界を隔てる境界線であり、防衛装置の最前線としての機能ばかりか、分泌・呼吸・吸収・知覚・体温調節作用などを担っています。子どもは自分と外界とを認知し、どう付き合うべきかを再生の早い皮膚を通して知るのではないでしょうか。

皮膚(表皮)は臓器の中で最も重要と考えられている脳と出自が同一であり、学者さんの中には脳よりも重要な器官であるとまでおっしゃる方もいます。その重要な器官を子ども時代に十分機能させることは、成長過程でどうしても必要なことのように思います。

その後にやって来るティーンエイジ時代は、人生で一番病気になりにくいといわれています。ただし子ども時代にしっかりと子どもの罹る病や急性症状を受け止め、乗り越えた者にいえることであり、その後の健康に大きな関連があるようです。

前置きが長くなりすぎましたね。対応レメディーについては、次回に書きますので、今日のところはここまでです。

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2008年7月 4日 (金)

【水疱瘡(みずぼうそう)・水痘】

ここ数日水疱瘡についての質問が増えています。罹ったことがない人も、既に罹ってしまった人も家庭用レメディーキットや予防用キットがあれば、対応にあわてることはないでしょう。備えあれば憂いなしです。比較的害の少ないウイルス性疾患なので、親御さんの日々の観察で発見、対応・予防ができると思います。

水疱瘡は麻疹(はしか)に次ぐ伝染力で、急に37~38度の熱とともに発疹が胸や背中に現れます。私の場合は、額の髪のはえぎわが始まりで、全身に小さなブツブツが広がりました。潜伏期間は平均14日間前後で、子供の場合は急性病そのもののように発症しますが、大人の場合は頭痛・胃の障害・微熱・疲労などの初期段階から始まることもあり、まれに40度の高熱を出す場合があります。発疹は透明もしくは濁った感じの水泡から黄色い膿疱へと変化し、最終的には黄茶色や黒褐色のかさぶたとなって剥がれ落ちます。最初の2・3日位は新しい発疹が全身にでき続け、3~4日は発疹・水泡が共存し、その後かさぶたは14日間位で自然に落ちます。

激しいかゆみがあるため、掻き壊してしまうと化膿したり、瘢痕が残るおそれがあるので、なるべく掻かないようしましょう。またひっかくことで様々な余病を併発するおそれもあります。水泡や掻いてしまった患部にはCクリーム(スパジリックビーC)、かゆみにはR・Tuクリーム(スパジリックビーR・Tu)で乗り切りましょう。

【水疱瘡・水痘】

Aconiteアコナイト ・・・・・高熱をともなう水疱瘡は少なくなっており主要レメディーではないが、突然の高熱に不安が伴い、落ち着きがない場合。

Antim-tartアントタート・・・・・発疹が進行しない場合や咳を伴なう場合に。子供はウトウトしたり、ぐったりしている。

Belladonnaベラドーナ ・・・・・高熱・顔や皮膚が赤い場合。頭痛がひどい時にも。

Cantharisカンサリス  ・・・・・強いかゆみがあり、まるで火に焼かれるような痛みを伴う時。

Mercuriusマーキュリー・・・・・発疹から出る分泌物が悪臭の場合や二次感染が化膿とともに始まった場合。

Rhus-toxラストックス ・・・・・水疱瘡の主要レメディーで、かゆみがひどく、夜に落ち着きがなくなる子供に。

Pulsatillaポースティーラ・・・・水泡が破れ黄色の汁が出ている時や子供がメソメソ、グズグズ不機嫌な時に。何も飲食したがらない場合にも。

Sulphurソーファー   ・・・・・治癒の過程を促進させたい場合に。

上記以外にもYOBOキット中のVaricellaバリセラ(瘢痕を残したくない場合は3日ごとに2・3週間与える)やキッズキット中のAntim-crudアントクルード(遅い段階で咳が出で、夜に悪化する。とびひのレメディーでもある)、水疱瘡で失われるミネラルのためにTS32(YOBO含)も毎日おとり下さい。

※水疱瘡の予防接種をしていない場合は、麻疹同様キットで予防が可能です。就寝前にVaricellaバリセラHerpes-zosterヘルペスゾスターを各1粒、5分後に再度各1粒をリーピートします。これを3日間続けます。毎年1回、また身近で流行している時も同様にとることで予防になります。予防接種をされている方はお近くのホメオパスにご相談下さい。

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2007年4月24日 (火)

【はしか(麻疹)】*追記あり

現在、特に関東地方ではしか(麻疹)に集団感染するケースが相次ぎ、国立感染症研究所によると今年に入って3大学、14高校で行事を取り止めたり、休校になっているという報道がありました。10数年前までは、はしかは子供のかかる病気と考えられており、一度かかれば免疫は一生続き二度とかからないというのが通説でした。しかし5年程前に、関西地方で流行した際も、子供に混じって多くの成人が罹患しました。今回も多くの成人、特に予防接種をした人や子供の頃はしかにかかった人が感染したのはなぜでしょう?

はしかは感染力の強い麻疹ウイルスによる伝染病で、くしゃみや咳などから飛沫感染しますが、予防接種普及ではしかにかかる人口が減ったことで、ウイルス自体が減少したことが考えられます。一度はしかにかかった人も、獲得した抗体が長い間使われずにいるとおよそ10年程でその機能は失われてしまうようです。二度とかからないためには、定期的に麻疹ウイルスに接触し、抗体の活性化が必要ですが、ウイルスが少ない現状ではその機会に恵まれないということです。実際、わが子もはしかにかかったことがありませんし、近隣の子供たちや幼稚園・小学校時代にもはしかの流行はありませんでした。

子供のかかる病気は、子供が独力で病気を乗り切れれば、抗体形成を学びその後の飛躍的な成長と本人の自信に繋がります。またホメオパシーでは子供の病気は、その家系の病気のかかりやすさを取り払うためのものであり、適切なホメオパシー治療がなされれば、本人だけでなく次世代の子供にもその感染症に対する免疫系が強化されると考えています。つまり子供にとって必要な病気であり、避けられないというより、避けない方がよいものなのです。(追記:しかし現在は、バイタル・フォースの低下などにより上手に乗り切ることが難しくなっているため、ホメオパシーによる予防も重要になります)

前置きが長くなり、すみません。下記に、症状と経過、レパートリーを列挙しますので、同様の症状が見られた場合は素早くレメディーにて対応してください。今回の【はしか(麻疹)】はカテゴリーの■子供の罹る病気に収録します。

はしかは風邪に似た症状から始まり、赤い発疹が顔や耳の後から全身に広がるのが特徴です。潜伏期間は8~14日で、前駆期→発疹期→回復期を経て、10~14日で消退します。感染するとまず、くしゃみ・咳・鼻水・目の充血・発熱があります。また口の中(頬の粘膜)にはしか特有のコプリック斑という白い斑点ができます。熱は、3~4日目頃にいったん下がりますが、発疹期に入る前に高熱が出ます。淡紅色や深紅に盛り上がった発疹は、耳の後や額、顔から胴、手足に広がり、次第に大きくなります。このピークを過ぎると、熱は下がり、発疹も消え始め、色も黒褐色になり、ポロポロとフケのように剥がれます。この回復期に子供は元気を取り戻したように見えますが、抵抗力はかなり弱くなっているので、中耳炎や気管支炎などの合併症の注意が必要です。また光を嫌う傾向を示す場合がありますので、カーテンを閉めたり、その都度、症状に合わせたレメディーを選択し、安静にしましょう。また食欲がない場合、無理な飲食をさせることは好ましくありません。適度な水分・保温・換気を心がけましょう。

【はしか(麻疹)】

Aconiteアコナイト     ・・・・・はしかの最初の徴候(風邪様)があった時や初期段階から症状が激しい時に。

Apisエイピス        ・・・・・発疹が進まない場合に。瞼や顔が腫れる時にもよい。

Belladonnaベラドーナ   ・・・・・高熱で赤い顔、目がウルウルとする時に。

Bryoniaブライオニア       ・・・・・発疹がすぐ消えてしまう場合はかかりきれていないことがあるので必要。経過の遅い場合や咳が乾いていて喉が渇く、咳で頭痛がする、胸の痛みなどにもよい。

Gelsemiumジェルセミウム・・・・・衰弱と寒気がする時に。うつろで、喉の渇きがない場合にもよい。

Kali-bick.ケーライビック ・・・・・はしかの後期で濃い黄色の分泌物が特徴。激しい咳や耳の痛みにもよい。

Pulsatillaポースティーラ ・・・・・はしかの全期に適合するレメディー。喉は渇かず、外気を希望。黄色の分泌物が特徴で、目の炎症、耳痛、痒みにもよい。

Sulphurソーファー    ・・・・・強い痒みがある場合。

他に36キッズキット中のEuphrasia ユーファラジア(目の赤み・涙目・強い光がつらい場合に)やTS-31(はしか・猩紅熱・風疹)をサポートとしてしばらく続けるのもよい。

※はしかの予防接種をしていない人に、ホメオパシーで予防をすることもできます。是非お近くのホメオパスにご相談ください。(追記:5/6にYOBO予防キットが発売されました。はしかが流行し始めたらMorbillinumモービライナムを予防のために1日2粒を3日間摂りましょう。但し、はしかの予防接種をされている方は、排泄の引き金を引いてしまうか可能性がありますので、必ずホメオパスに相談しましょう。また体調が優れない場合は予防のレメディーは控えましょう。まずは、予防セミナーを受講し、ホメオパシー・ガイドブック⑥ホメオパシー的予防を熟読しましょう)

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