2009年11月15日 (日)

第2回全国ホメオパシー利用者実態調査

2006年に初めて行われた、「ホメオパシーに関するアンケート」に引き続き、昨年9/1~12/31の4ヶ月間にも同様のアンケートにお答え頂いた結果が発表されています。代々木上原の講座やセミナー時に配布したり、とらのこ会の会員には会報と一緒に送付されていて、ご覧になった方も多いと思います。しかしとらの子会員でない方は、目にする機会も少ないと思い、実態調査の結果を今回は広くお知らせしたいと思いました。ホメオパシージャパンの商品や健康相談会を受けたことのない方で、既に利用されている方の意見・感想を聞きたいという方もいらっしゃいますよね。

アンケートはとらのこ会報「オアシス」と同送、講演会参加者、ホメオパシックファーマシー店頭等にて配布回収されたもので、有効回答者数は1142人です。回答者は96%と圧倒的に女性が多く、男性はわずか4%です。相談会もお子様を省くと、成人男性のクライアントは同様の比率くらいになるでしょうか、かなり少なめです。男性に知っていただく機会が少ないことが目下悩みのひとつでもあります。

下記のアンケートは日頃からホメオパシージャパン商品利用者を対象としているためか、あまり辛らつな意見は見受けられませんでした。無記名形式だったので、厳しい意見もあるかと思いましたが、「もっと安く」「早く保険が適用になって欲しい、その活動を更にするべき」「センターを増やして欲しい」などの希望的な記述はあるものの、成果に対してはおおむね良好な回答がいただけたと感じました。ホメオパシーを始めようか迷っている方には、利用者の率直な回答が背中を押してくれるのではないかと期待します。

【回答者プロフィール】

女性 96%  男性 4%

20歳代 5%  30歳代 50%  40歳代 31%  50歳代以上 13%

レメディー利用経験あり 97%

セルフケアのためにキットを保有している 89%

①ホメオパシー家庭用キットは緊急対応に役立ちましたか?

 Yes 99.7%  No 0.3%

②ホメオパシー家庭用キットはどんな場合に役立ちましたか?(複数回答可)

 突然の病気 751人

 子供のケガ・事故 554人

 旅行の時 262人

 妊娠・出産時 139人

 手術の時 129人

 その他 232人

③レメディーを利用することで市販の薬の使用頻度はどうなりましたか?

 大幅に減った 82%

 少し減った 10%

 変わらない 8%

④レメディーを利用することで医療機関にかかる頻度はどうなりましたか?

 大幅に減った 72%

 少し減った 12%

 変わらない 16%

⑤レメディーを利用することでサプリメントの使用頻度はどうなりましたか?

 大幅に減った 71%

 少し減った 17%

 変わらない 12%

⑥ホメオパシーの健康相談は受けたことがありますか?

 Yes 75%  No 25%

⑦Yesと答えられた方にお伺いします。

 最初の主訴 改善した 84%

          あまり改善しない 10%

          改善なし 6%

 主訴以外の症状 改善した 86%

             あまり改善しない 10%

             改善なし 4%

 相談会の成果 改善した 92%

           あまり改善しない 5%

           改善なし 3%

※「改善した」は大きく改善と少し改善の合計です。

⑧これからもホメオパシーを健康維持に利用していきたいですか?

 Yes 99.7%  No 0.3%

⑨ホメオパシーのレメディーは誰でも利用することが出来る形が望ましいと思いますか?

 Yes 99%  No 1%

⑩ホメオパシーがもっと日本で広がれば良いと思いますか?

 Yes 100%

以上、日本ホメオパシー医学協会調査結果より

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2009年10月24日 (土)

災害が原因で発症した精神のトラブルに

昨夜の報道番組で、地震直後にはなかった落ち込みの症状が数年経ってから出てきたという方の特集を観ました。災害直後は緊張感で症状が出なかったのに、仮住宅から地元に戻って安心した途端に発症したということでした。彼女はその地域の数少ない看護師であり、多くの人から頼りにされた人でもあり、災害時から続く緊張と重責で、自分の体調をかえりみることが出来なかったのかもしれません。そんな状態にもかかわらず、病を押して現在も看護師を続けている様子が放送されていました。

ただ度を越えた無理をするこの方が、1日も早くホメオパシーという療法の存在に気づいてくれるよう願わずにはいられませんでした。立て続けに起こった震災のたびに、このブログでも地震支援活動として各地域のホメオパシー・センターにて無料の災害レメディーをお配りしているとお知らせしました。災害のショックや不安を後々まで続かせない、また時を経て深刻な症状に発展させないためにも早めの対処が必要です。もちろん今からでも遅くはありません。もし災害以来の症状や災害の経験から最近になって気分が重い、やる気が起きない、不安が強くなった、食欲がない、眠れないなどの状態が続く方は、お近くのホメオパスにご相談することをお勧めします。

災害の恐怖に関するレメディーは、左側バーの「バックナンバー」をクリックの上、2006年6月23日の「岩手宮城内陸地震支援活動」をご覧下さい。岩手・宮城で健康相談会を希望される方も同日の記事にセンター連絡先が掲載されています。尚、現在は無料のレメディー配布は行われておりませんのでご了承願います。

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2009年10月21日 (水)

急性症状に対するレメディー選択落とし穴

昨日も発熱したとの問い合わせを3件いただきました。どの方もレメディーを上手に選択していたのですが、気になることがありました。

インフルエンザが流行っているこの時期ですから、念のためInflu.インフルエンザイナムをとりつつ、初期症状にAcon.アコナイトFerr-p.ファーランフォスで対応するのはよいことです。ただせっかく適切なレメディーを選んでも、一度試しただけですぐ見切りをつけてしまうことがあるようです。これまで鎮痛剤や解熱剤に頼ってきた方はどうしても即効性を期待しすぎる傾向が感じられます。レメディーは体内で化学反応を起こす薬剤と違い、肉体に気づきを与えるものです。「自分は熱を出しすぎている」と気づくまでには多少の時間と辛抱が必要です。面倒でもしばらく時間をおいてから、リピート(繰り返しとる)してみて下さい。

また一度見切りをつけたレメディーは、症状が変化した後でも使わないと話される方がたまにいます。たとえば症状の出始めの悪寒にGels.ジェルセミュームでおさまらなかったからといって、「このレメディーは合わない」と除外してしまい、熱が上がりインフルエンザのような症状が出てきてもそれに合うGels.ジェルセミュームは使わないとのことでしたが、みなさんはいかがでしょう? 発熱で悪寒がしたり、体が震えるのは熱をさらに生み出しているのであり、熱に弱いウイルスや菌に対抗するために必要な状態です。このときGels.ジェルセミュームは悪寒を止める働きではなく、症状を押し出すために症状(この場合熱)を応援しているのかもしれません。熱を応援することはウイルス・菌に対抗することになり、つまりは症状を押進めることにつながります。悪寒に合っていないからと除外してしまわず、インフルエンザのような症状だと感じたら、再度Gels.ジェルセミュームを考慮して下さい。

もちろんいつもお話しているように、症状に対して適切なものを選択するという基本は変わりません。ただ見切りレメディーや除外レメディーを作らず、柔軟な対応が望ましいです。

※Gels.ジェルセミュームがどんなレメディーか知りたい方は左のカテゴリー「マテリア・メディカ」をご覧下さい。

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2009年10月 7日 (水)

インフルエンザ・レメディー対応が不安な方へ(追記)

インフルエンザの症状でご相談を受けることが増えてきましたが、最近はキットの使い方がうまいな~と感心させられることがあります。我が子の日常的な病は病院や薬に頼らず何とかしたいという一心で、日頃からキットの勉強をしているお母さんが増加しているのだと感じます。先日も40度を超える熱をレメディーで乗り切り、症状も終息に向かっているが、微熱が下がらないとのご相談や胃腸に問題が移行したという相談を受けました。ちょっとでも怪しいと感じたら、早さが命のレメディーもありますので、すぐに対応することが大切ですが、ご自身で対応することに不安があれば、電話応急相談や途中相談(健康相談会を受けている方で、前回出されたレメディーをとっている最中に相談を希望される場合は途中相談になります・連絡先はホメオパシーセンター東京本部/℡:03-5352-7750)も行っておりますので、土・日曜日でもご相談できます。これから季節性・新型ともに流行する時期が到来しますので、お子さんだけでなくご自身の体調変化についても日頃から気にかけて頂きたいです。またレメディーの選択に躊躇は不要です。肉体に気づくべきことがなければ、レメディーの情報は通り過ぎるだけです。間違うことやとり過ぎることに神経質になる必要はまったくないです。症状が激しい場合は20個以上ものレメディーをとっている私が証明です。これまで多種多剤(レメディー)をとっても何事もなかった本人が言っているので、安心して使っていただきたいと思います。

下記に会報オアシスVol.46を読んでない方のために、19世紀のアメリカで多くの医師がホメオパシーを使ってスペイン風邪に対応した証言集を抜粋したものを、さらに抜粋したいと思います。ちなみに近年アメリカは、ホメオパシー衰退国のように言われてきましたが、米国国立健康研究所(NIH)が今年7月、米国疾病予防センター(CDC)の調査データをもとにまとめた報告書によると、昨年、米国保険医療費における補完代替医療、それもホメオパシーに関して支出した自己負担額は31億ドル(!)とのことです。サプリメントへの支出額には遠く及びませんが、徐々にしかし確実に増加しています。

【ホメオパスたちの証言集(抜粋の抜粋)】

「ワシントンDCにあるホメオパシー医学協会によると、報告された1500件のうち15人が死亡。また国立ホメオパシー病院における回復率は100%であったと報告された」(ペンシルベニア州フィラデルフィア E.F.Sappington医師ホメオパス)

「ミシガン州ランシングのあるキャンプ地では、325人のインフルエンザ患者がおり、死亡率は20%だったが、マーフィーがホメオパシーで治療に当った際の死亡率は3%に達しませんでした」(イリノイ州シカゴ W.H.Willson医学博士)

「ニューメキシコ州の社会保険サービスではメキシコ系住民に対して、Varat-v.、Gels.、Bry.などのレメディーを勧めたところ、インフルエンザに対してすばらしい成果を得ることができました。ホメオパシー治療においては、1人に死者も出さなかったのです」(イリノイ州シカゴ C.E.Fisher医師ホメオパス)

※追記:「ホメオパシーで新型インフルエンザを防ぐ」という記事がVOICE OF INDIAに掲載されています。よろしければこちらもお読み下さい。

http://www.voiceofindia.co.jp/opinion/3055-0825

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2009年1月24日 (土)

体の内なる声

昨日美容室へ出かけた際、美容師さんから「テレビ朝日の報道ステーションでホメオパシーやってたよ」と言われました。残念ながらその放送は見ていなかったのですが、訊くところによるとガン治療に現代医学と併用して用いているとの内容だったようです。帰宅し、ネットで検索すると1/22放送の「報道ステーション・見放された患者と共に闘う 密着 ガン難民コーディネター」というコーナーに「ホメオパシー療法」の文字を見つけました。

しかしそこには、「植物や鉱物から採れる物質をごく微量患者に投与することで免疫の働きを活性化させる治療法」とあっさり解説されていました。う~ん、この説明だと微量の物質が作用を起こしている、と理解されてしまうのではないかと心配になります。これではホメオパシーの基本原理である超微量の法則に反しており、その時点でホメオパシーと呼べないのではないかと考えます。

物質社会で豊かな生活をしていると、有効成分は多ければ多いほど効果が高いとの誤った考えが常識であるかのような錯覚を感じることがあります。あなたも「ビタミンが野菜の100倍だから野菜より効率的」「コラーゲンが多いほどお肌が潤う」と信じ込んでいませんか? サプリメントに頼る状況を極端に「自分の体に信頼関係がもてない社会」と表現した方(青山大学・福岡伸一教授)がいらっしゃいますが、その通りだと思います。サプリメントの代表格ビタミン類は現代の日本の食生活で欠乏症になることはありませんし、もし不足すればビタミンが多く含まれた食品を食べたくなります。これは「身体の内なる声」ですが、それに耳を傾けなくなっている、もしくは声を発することができない身体になっていることの方が問題です。そして体調不良は何かが不足しているからだ、と考えてしまうわけです。

ホメオパシーを始めたばかりの方から「有効物質は微量には入っているんですよね?」と何度も尋ねられたことがあります。バイタル・キットのような例外はあるものの、物質分子は含まれない程高度に希釈してレメディーはつくられています。つまり物質の化学反応によって作用させるのではなく、バイタルフォースに気づきを与えるだけなのです。←これが科学的でないと言われる所以でしょうが、では高度に希釈したものの作用を研究した科学者がいるのでしょうか? この研究と臨床をホメオパシーの開祖であるハーネマン(医師)が行ったのです。そして物質分子が含まれていなくても作用することを発見したのです。化学反応の作用でないなら、自己治癒力(バイタルフォース)が発動したとしか考えられません。お陰で物質による副作用を心配する必要もありません。

ガンは一夜にして作られるものではありません。発覚するまでには、意識するまでもなく、日々バイタルフォースがオートマティックに細胞の修復を繰り返し、正常な状態を保ってくれています。しかし大きなストレスや命に係わる急性の病や怪我があると、エネルギーがそちらに取られてしまい、修復が間に合わないことがあるのではないでしょうか。また家系的に受け継いだ体質など、様々な要因によって形成されると考えられます。

ゆえにガンだと判明してからあわててホメオパシーを始めるのではなく、正しい食生活や睡眠・運動を心がけたうえで、身体の問題にもストレスマネジメントとしても、積極的に各キットを使って欲しいと思います。そしてもっと「身体の内なる声」を出せる身体、またその声を聞き入れることができるようになって欲しいです。症状を抑圧する、たとえば痛み止めで痛みを感じないようにする、下痢の時に下痢を止めてしまうことは、実は体に大きな負担をかけているのです。そして痛み止めや下痢止めは症状の本当の原因解決にはなりません。これは身体だでけでなく、感情を抑圧したりすることも同様です。身体は内なる危機を症状として知らせているのです。その声を止めてしまう対応は、声を出せない身体を作り上げてしまうと感じませんか?

※ちなみに福岡氏によると、「コラーゲンはダイレクトに吸収されると思われがちだが、実はたんぱく質なのでアミノ酸に分解されて身体に吸収されるので、食べたコラーゲンが細胞と細胞の間に到達することは生物学的にありえない。もしそうなるとアレルギー反応をおこし、重篤な症状が出る。実際にツヤツヤになったというひともいるでしょうが、プラセボ効果以外の何ものでもない」とのことでした。

※「超微量の法則」など分からない言葉がある方は、左の「バックナンバー」をクリックし、2006年3月~お読みいただくことをお勧めいたします。

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2008年9月19日 (金)

私の胃痛には・・

前回食生活の注意点で「水を取る」と書きました。実はその数日前に、外出先でいつも購入するペットボトルの水を買い忘れたことがありました。今日はお茶で済まそうと、朝から緑茶→紅茶×2を飲んだところで胃の痛みを感じました。脳が胃のレメディーを探す中、1日水を飲んでいないことを思い出しました。これはカフェインによる利尿作用で、水分不足になっているのかもと考えました。基本36キット中で、体液喪失により悪化するものと言えば・・・Chin.チャイナです。そしてチャイナには紅茶の飲みすぎによる悪影響もあります。早々、チャイナを1粒とると、サーっと痛みを感じなくなりました。そんなわけで、水分補給の大切さを改めて感じたこともあり、記事のトップに書くことにしました。体液喪失と聞くと、何だか大量出血や激しい嘔吐・下痢、日射病などを思い浮かべると思いますが、そんな大げさな場面のためだけのものではありません。以前、ぶどう狩りでたらふくぶどうを食べた後に下痢をした時も家族でお世話になりました。チャイナは果物で症状が悪化する場合にも適合するので、覚えておくと便利ですよ。

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2008年2月 3日 (日)

代替医療のエース・ホメオパシーが新聞掲載

R0010778 1月28日付健康産業流通新聞に、代替医療のエース的存在として同種療法ホメオパシーが紹介されました。私には説明することが困難で、ブログに掲載することを避けてきたマヤズムについても、簡潔に解説されていたので下記に原文の一部分を掲載したいと思います。

同種療法「ホメオパシー」が注目を集めている。同種療法とは、症状と同様の作用があるものを取り入れて症状を増幅させ、自己治癒力の喚起を促すものだ。200年前にドイツで確立されたこの医学には、近代西洋医学の考え方に染まった現代人には耳慣れない言葉が出てくる。「症状を出し切る」「心のこだわりが体の疾患となって現れる」「人間は病気の土壌を持って生まれる」。近代西洋医学と正反対の理論を持ち、多くの実践結果の集積の上に成り立つ代替医療のエース的存在ホメオパシーを紹介する。

「症状は病気ではない」

対症療法では症状を病気と捉え、これを薬や手術によって抑え込むが、ホメオパシーでは症状を病気と考えない。すべての症状は、バイタルフォース(生命力)という生命エネルギーの流れが滞ることによって引き起こされると考える。そしてこの滞りこそが病気であると考えるのだ。

ホメオパシーでは心と体に加え、魂も含めた三要素が密接な関係にあると考える。魂はその人本来の姿(個性)であり、不変のもの。これを真我といい、心は自我という。

バイタルフォースはもともと真我の流れであり、その真我の流れから自我も肉体も形成される。自我は真我、つまり本来の生き方から離れてしまうことがある。悲しい、苦しい出来事に遭遇してその都度乗り越えられずにこだわりを形成するケースや感情を抑圧しなければならないケースも多い。するとバイタルフォースが滞り、結果、肉体の症状となって現れる。これは治癒の方向性と関連があり、後述するが、自我と肉体の関係に限っていえば、肉体に現れる症状は自我の歪み(こだわり)や感情の抑圧が原因である。

つまり、症状は本来ありべき姿ではない、本来の生き方をしていないというメッセージなのである。そして、このメッセージを読み取り、同種のレメディーを選択し治療に導くことのできる者が真の治療家(ホメオパス)であると創始者のハーネマンは言う。

「抑圧は慢性化を招く」

では症状を出し切ることなく、抑圧したらどうなるのか。症状の抑圧は、本来自己治癒力により直るものを治さないばかりか、出るべくして出ようとした症状は行き場を失い、奥へと入り込みバイタルフォースの滞りを一層深刻なものとしてしまう。難治性のアトピー性皮膚炎、喘息、自己免疫疾患や無感情、無感動、分裂傾向といった状態へと向かう。

そうして慢性化してしまった症状は、放っておいても治癒されることはない。レメディーによる病気の増幅による自己治癒力の喚起を促さねばならない。

ただし、慢性化した症状を根本から完全に治癒するためには、まず抑圧した要因から取り除く必要がある。・・・完全な治癒には膨大な時間と労力を費やす。だから症状の抑圧は恐ろしいのだ。

そしてもうひとつ、根本層の下に位置する最下層に、人間が誰しも生まれ持っている病気の土壌「(遺伝慢性)マヤズム」がある。

「(遺伝慢性)マヤズム」

バイタルフォースの滞りによる症状は種々様々だが、人には特定の型があり、その型によってどのような症状が出やすいかが分かるといったら驚かれるだろうか。

ホメオパシーでは、すべての人間には病気を生み出す大元の土壌としての「(遺伝慢性)マヤズム」があると考える。これは人類の祖先から受け継がれている遺伝体質のようなものだ。

マヤズムには疥癬、淋病、梅毒、結核、ガンの5種類があるとされ、ひとりの人間が複数の(遺伝慢性)マヤズムを持っているケースもある。(遺伝慢性)マヤズムは普段活動せずに眠っているが、ストレスや病原菌や心理的なショックなどがきっかけとなって呼び覚まされてしまうことがある。真我が不変であるのと同じように、(遺伝慢性)マヤズムも治癒することはできない。悪さをしないように、寝かしつけるだけだ。いわば真我の真の顔なのである。この(遺伝慢性)マヤズムは、行動パターンについてもそれぞれ一定の法則が見られるという。

「治癒の方向性(好転反応)」

慢性化した症状の場合、レメディーにより治癒に至るプロセスにはある一定の方向性がある。大まかにいうと、①上から下(解説:頭から足ではなく、体から末端の四肢へということ)②中から外③心から体④重要な臓器から重要でない臓器⑤病気が重くなったときと逆の過程へ(完治していなかった過去の病気の症状が戻ってくる)、がある。こうした症状の移行は自己治癒力が発動している証と考えられる。このように、治癒へ向けて体毒の排泄が生じたり、症状が移行することを好転反応という。

たとえば首にアトピー性皮膚炎による潰瘍ができた場合、かぶれの作用を持つツタウルシから作られたレメディーを与え同種の法則で首の部分が治癒すると、今度は手や足が荒れてくる。治癒の法則に沿っていることから自己治癒力が発動した結果と考えられ、最後には潰瘍もきれいになる。こうした治癒のプロセスを知らない人は、レメディーをとって悪化したと思い込んでしまう。

「専門家 ホメオパス」

同種のレメディーをとっても病気と共鳴し、自己治癒力を喚起するだけなので、自分でレメディーを選択して使用しても何ら危険はない。ただ、好転反応に対する対応や慢性化した症状の治癒は難しいし、急性症状も単純なものではなく、発熱ひとつをとっても対応するレメディーには様々な種類がある。さらに(遺伝慢性)マヤズムの治療となると、専門的すぎて一般の人には手の施しようがない。そのために、ホメオパシーを職業とする専門家がいる。・・・

ホメオパシーは、単に症状を治癒に導くだけではない。原因である心と体のこだわりの解放を伴なうものなのだ。ホメオパシーは気づきの助けをしてくれるが、あくまでも気づくのは本人であり、治すのも自己に備わっている力である。従って老人、子供、妊婦の別なく安心して使える。逆療法の考え方が一般的になっている現代日本にとって、ホメオパシーの叡智は多くの示唆を与えてくれる。

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2007年11月18日 (日)

講演会「発達障害を考える会」で考えたこと

「ホメオパシー・発達障害を考える会」で由井先生が、子供たちが発達障害という形で、自らの全身を使って大人たちにSOSを発信していると語られました。大人たちの誤った判断により、個の利益ばかりを求める社会になり、土壌や海や大気は汚染され、一番被害に遭うのは弱者、つまり物言えぬ植物や動物そして子供たちであると・・・。

地球には人間を含め約3000万種類の動植物が共存していますが、現在地球上では1日100種類の動植物が絶滅しているといいます。人類よりも長い年月生き延びてきた動植物が、今日というたった1日で100種類もがこの世から消滅しているという事実に驚愕します。

生物多様性という言葉がありますが、これはザックリ言うと「全ての生物のバラエティー」のことであり、お互いが依存して生きていることです。また生物の個体群や種の多様性のみならず、空気や水・土壌など生物を包む全てと相互に影響しあっていることでもあります。人間は生物多様性のほんの一つとして存在しているはずなのに、どう考えても全ての生物の頂点に立って、生物だけでなく環境までも大きく破壊し続けているように思えます。その影響で、その土地や風土に合わせて進化してきた動植物が、外来種に取って代わられたり、種を断たれたりしているのです。

ちょっと自分のことを考えてみました。私が存在していられるのは、私に父と母がおり、祖父と祖母が二人ずつおり、曾祖父と曾祖母が四人ずつ・・・十代前までさかのぼると、その数は1023人になります。その一人でも子供を遺す前に亡くなったとしたら、私はこの世に存在しません。もしかすると子供時代に大病をしたり、戦であわやという危機を経験した祖先もいたことでしょう。それでも何とか私にまで命を繋いでこれたことは、奇跡と言えるのではないでしょうか。そうやって過去から現在、そして未来へと繋げていけると疑いもなく信じていることに不安が過ります。

もちろんこの世に存在するものに永遠不変などということはありえません。しかしご先祖様が私たちに残してくれたものは、未来の子孫たちにも同じように残してあげたいと思います。負の遺産ばかりを未来の子供たちに背負わせたくはありません。ならばこのあたりで、大人たちは真剣に考えなくてはいけませんよね。

現在増加の一途を辿るアレルギー性の鼻炎や花粉症・喘息・アトピーはいつからこんなに増え始めたのでしょう。発達障害や食物アレルギーは何が原因なのでしょう。そういった疑問に答えてくれる講演会だったと思います。人によっては大変衝撃的な内容かもしれません。だからといって知らないままでは、対処も考えられません。まずは大きな原因を知り、自分や家族の健康は、出来る限りにおいて自分が守る!ぐらいの覚悟をもって欲しいと思います。発達障害のお子さんをもつ方だけでなく、これから結婚、出産を希望される方、子育て真っ最中の方にも見ていただきたい内容であり、予防セミナーやインナーチャイルド・セミナーと併せて参加いただくと、より理解が深まると思いました。

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2007年6月12日 (火)

長引く咳の本当の原因

R0010685 「原因不明 長引くせき~百日ぜきにご注意」という見出しの新聞記事を見つけました。国立病院機構福岡病院の調査で、結核や気管支喘息などの病気が見つからず、原因不明の咳が長引く大人の約2割に百日咳の疑いがあるというものでした。香川大学では先月100人以上が百日咳に集団感染し休校になったそうで、大人の間では予想以上に百日咳が広がりをみせつつあるという内容でした。

百日咳は百日咳菌への感染によって起こる呼吸器感染症で、以前は乳幼児がかかると死亡することもある危険性の高い病気でした。しかし今日は経過が軽くなっているようで、大人の場合はより軽症ですむため、知らずに家族を感染させてしまうことがあります。私たちは細菌と聞くと、どうしても悪者扱いをして、汚い、避けたい、撲滅したいなどと考えがちですが、細菌が存在するのは、私たち人間が存在するのと同じくらいあたりまえのことなのです。そしてホメオパシーでは、人間が病気になる原因はこれら病原体にあるのではなく、その病原体に共鳴してしまうバイタルフォースの滞りにあると考えます。

ホメオパシー講演会で初めてこの話を聞いた時、目から鱗が落ちるとはこのことかと思いました。そして私が人生で積み上げてきた常識がガラガラと崩れた瞬間でもありました。それまで、世の中で健康によいとされる様々なものを取り入れ、病気にならないように、子供にもよかれと人一倍熱心に予防接種を受けていたので、愕然としました。しかしよくよく考えてみると、外からいつ敵がやって来るかを恐れるより、自分自身のバイタルフォースをコントロールすることで、安全に病気と付き合える術を身につけられるのではないかと思い直しました。また病原体は恐ろしい、咳の症状は憎い、そして症状をなんとか抑圧しようとする精神に対して、肉体は必死に症状を押し出そうと努力していることを理解もせず、こんな体はもう嫌だと泣き言を言ったり、思うように動けないことに腹を立てたりしていた自分に気づいたのです。長い間、恐怖や憎しみ、悲しみ、怒りといった負の感情に囚われていた私のバイタルフォースはどんなに滞っていたことでしょう。既に咳は慢性化しており、この滞りを解放するためには多くのレメディーを必要としました。では現在、私自身が健康かと問われれば、答えはNOです。病気は病原体が作るのではなく、私自身が作り出すのです。私は病気を作り出す大元の存在とも言えます。もし真に健康な人がいたとしたら、その人は自ら病気を作り出すことはできないでしょう。つまり病気にならない人はいないし、病気でない人もいないということです。

百日咳についてですが、はしか(麻疹)同様、ホメオパシー的予防をすることが可能です。ただしDPTワクチン接種をされている方は、ホメオパスに相談されることをお勧めします。まずは改訂版の「ホメオパシーガイドブック⑥ホメオパシー的予防」(左上写真)に詳しく解説がありますので、是非ご一読ください。

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2007年6月 4日 (月)

ホメオパシーを説明する難しさ

先日ホメオパス強化学習会に参加した際、以前クライアントとしてお世話になった担当ホメオパスの方から「これからは同志だね。お互いがんばろう」と声を掛けて頂きました。ホメオパシーについて何も知らなかった私に、ホメオパシーの素晴らしさを体感させてくれた人であり、彼女との出会いがなければRAHへ進むこともなかったかもしれません。もちろんホメオパシーを勧めてくれた友人や由井先生の講演会で衝撃を受けたことがきっかけで相談会へ足を運んだわけですが、直接、精神状態や症状の改善のために携ってくれたのは彼女であり、ホメオパシーの可能性を身をもって確信したのもその時でした。私なりに4年間がんばってきたことを認めてもらえたようで、一晩中感激していました。

それとは反対に、先月旧友で集まった際には、力不足を改めて認識させられました。ちょうどホメオパシー実践者とそうでない人が同人数いたのですが、多少の理解を示すまでにこぎ着けたかどうか・・・。やはり原理が分りにくい、科学的でないということのようでした。そこでアロパシー(現代西洋医学)との違いについて、アロパシーは痛む患部の症状に注目するが、どうして痛みが始まったのか?という原因を追究していない、という切り口で説明を開始しました。車や時計でも故障があれば、まずその原因を見つけて修理をします。原因解明なくして治癒はありえないと考えるホメオパシーも患部の症状だけでなく、肉体や精神、環境、病歴などなど、その人全体に注目し、原因を見つけて根本治療を目指す療法なのだと。数十年前は、ストレスが病のもとになるとは誰も考えなかった時代もありましたが、今は日常的にストレスという言葉を使うように、前述の考え方については肯定的であっても、なぜ一分子も含まれないレメディーに作用をする力があるのかが理解できないと言われてしまいます。この問いに科学的に答えることはできませんが、遺伝子などマクロのレベルで研究が進む現代でも、私たちがなぜ存在するのかという素朴な疑問が解明されていないことと同様に、全てが科学的である必然があるのでしょうか。すり替えだ、逃げている、話題を戻せ!・・・では、レメディーですが、私たちもレメディーにパワーがあると考えているわけではないのです。治癒する力を持つのは人間そのものであり、バイタル・フォースがあってこそなのです。ホメオパシーではこのバイタル・フォースがなければ人間は生きられないと考えており、レメディーはバイタル・フォースに気づきを与えるきっかけに過ぎないのです。バイタル・フォースは生命の源であり、私たち日本人はこれを「命」という言葉で表現することができます。命は自己を正常(健康)に保存するために自己治癒力を発動し、怪我した時には意識して命令を下さなくても、すぐさま治癒が開始されます。バイタル・フォースは目で見ることはできませんが、人が生きていることでバイタル・フォースの存在は確認することができます。死者にはバイタル・フォースはありません。死の1秒前の肉体と死後の肉体を物質的に比較しても、その構成に大きな違いはありません。しかしバイタル・フォースがないのです。生きている人にはバイタル・フォースがある、という大前提を受け入れてもらわない限り、何をどう説明しても心からの理解は得られないでしょうし、その努力を重ねなければならないと痛感しました。

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