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2015年6月24日 (水)

砂糖に課税、厚労省懇親会が提言

厚生労働省の「保険医療2035」策定懇親会が健康対策の一環として、2020年までにたばこ、アルコール、砂糖などへの課税強化を求める提言をまとめました。

現在、酒税とたばこ税がありますが、今後は菓子や清涼飲料などの食品に広く使用されている砂糖にも課税されることになるかもしれません。

ご存じの方もいると思いますが、1901(明治34)年から、消費税が導入される1989年までは砂糖税がありました。
課税開始当時、砂糖は輸入品が多く、贅沢品とみなされたことで課税対象になりました。

今回の提言は、2035年までに日本を健康先進国にすること、安定した健康医療財源の確保が狙いのようですが、厚労省や有識者が砂糖の健康被害を認め、摂取を減らすことで膨らみ続ける医療費を抑制できるとの考えに、個人的には同意します。

「砂糖の害は恐ろしい」 甲田光雄著
「どこで食い止められるか、カルシウム欠乏症~砂糖の副作用」 田村豊幸著
「砂糖の毒と肉食の毒」 桜沢如一著
「お母さんの栄養学~P.26白砂糖の問題点」 東城百合子

などに書かれている通り、砂糖の害は大きいと考えています。

そして米国カリフォルニア大学のチームは、過去の8000あまりの科学論文を精査した結果、「砂糖は慢性疾患に関与している(白砂糖以外も含め)」という結論をまとめました。
以前、英国科学誌ネイチャーにも同様の論文が掲載されたことがあり、厚労省でも手をつけるに至った感じでしょうか。

砂糖消費は年々増加し、過剰摂取による臓器への毒性や依存性はアルコールやたばこ同様であり、気づかないうちに摂取していることも問題です。
米国では「パッケージ食品の74%に砂糖が添加されている」との調査結果もあり、想像以上の量を摂取している可能性があります。
「世界的な健康危機をもたらしている主犯格のひとつは野放しだ」という厳しい意見もあり、これは遠い国の問題と片付けられません。
日本でも毎日のように新しいベーカリーショップやスイーツが紹介され、そのたびに行列の報道を耳にします。
スーパーで食品のビンや袋にかかれた原材料を見ると、糖類が入っていない商品を見つけることの方が難しいのが現状です。

論文では黒糖やてんさい糖、ココナッツシュガー、アガベシロップ、大麦麦芽シロップ、蜂蜜、メープルシロップ、フルーツジュース・・・に至るまで有害とされています。
つまり何もかもがダメなのですが、質の悪い白砂糖よりよいと思いますし、それよりも大量に摂取することが問題だと思います。

以前、注射する前の子どもに砂糖水を与えてから接種すると、泣く子が減るという調査結果をブログにアップしたことがあるように、甘味は多幸感を与えるのだと思います。
甘味のない人生は、どこか味気ないですし、料理にコクやテリを出せなくなります。
今後は、吟味した糖を少量いただくことがスタンダードとなり、慢性病を遠ざけるひとつの手段として知られればうれしく思います。


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