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2014年2月20日 (木)

ごくごく個人的な友人の話

むかーし、昔、仲良しのMちゃんと私はアパートをシェアしていました。
お互いの勤務時間帯が異なるため、すれ違いも多かったけど、遅く帰宅する私のためにおにぎりを作り置きしてくれたり、コンサートに着て行く服を貸してくれる、気が利いて優しく思いやりのある友人でした。
ふたりで映画やミュージカル、コンサートへもでかけました。
休日には、一緒に料理を作り、友人を招いてパーティーをしたり、遠方に住む友人が泊まりにきたこともありました。
夜中までアニソンを歌ったり、好きな作家や古い映画の話に花が咲いたり、落語のテープを借りたりもしました。
別々に暮らすようになってからも、忘れっぽい私と違い、誕生日に必ずカードを送ってくれ、会える時はプレゼントを用意してくれました。

そんなMちゃんが、突然、「ミッキーに会いたいから、東京に行くついでに食事でもどう?」というメールを送ってきたことがありました。
そんなにミッキーファンだったかしら? と思いつつも楽しみにしていると、「体調が悪くて行かれないかも・・・」という連絡。
よくよく聞いてみると、ガンが転移しており、身動きがとれなくなっているとのこと。
居てもたってもいられず、新幹線に飛び乗り神戸のMちゃんのマンションへ行くと、その昔、私たちのアパートに泊まりに来てくれたMちゃんの友人mちゃんが出迎えてくれました。

本人はソファーから立ちあがることもしんどそうな様子でしたが、見かけは昔と少しも変わらず、健康そうで、若くて可愛いままでした。
しかし、来訪を喜んでハグしてくれたMちゃんの体は確実に痩せていました。
そして、私の手を胸の上に置いて、「すごいでしょ」と言いました。
彼女は乳ガンだったのですが、胸の中央が大きく腫れあがり、巨乳を超えて爆乳状態でした。
「ホントだ、叶姉妹に負けないね」と私がいうと、「人生初の巨乳!」
といって声を上げて笑いました。

その夜は一晩泊めていただくことになり、mちゃんがさまざまな用意をしてくれる中、こっそりと、痛みで眠れないらしいと教えてくれました。

その夜は、治療で何度も東京へ通ったが、私に連絡するとガンのことがバレてしまう(=心配をかける)ので、一度も連絡しなかったことや現代医学に限界を感じ、温熱療法やゲルソン療法をやっていたこと、ホメオパシーにも行きつき、ホメオパスのブログを読んでいることを話してくれました。
そのブログには、右上に生花のリースがある・・・って!
Mちゃんは、私のブログと知らずにずっと愛読してくれていたのでした。

もうひとつ驚いたのが、部屋にあった私の大好きな小三治師匠の落語全集。
昔貸してくれたのは、枝雀だったので、てっきり上方落語ファンと思いこんでいたら、一番好きなのは小三治だったなんて!
師匠は神戸が嫌いなのか、神戸には来てくれないので、来月の大阪での高座に行く予定だといっていたけど、それに行かれたのかどうか、私には知るすべがありません。
もう一度、来るからね、という約束も果たせないまま、Mちゃんは逝ってしまったから。

亡くなったことを知らせてくれたmちゃんが、「もらった魔法の砂糖玉はとっても効いていたよ」と教えてくれました。
実は、泊まった日に、私を起こしてはいけないと考えたのか、廊下でうずくまり、泣きながら痛みに耐えているMちゃんに、手元にあったキットのMag-p.マグフォスを渡したところ、朝まで眠れたといってくれました。
そこで、帰宅後すぐに大ビンのマグフォスを送りました。
(この行為は現在、ホメオパスがやってはいけないことにあたりますが、当時はそういった禁止事項ではありませんでした)
彼女がどれほど、他人に気をつかう人か知っているので、効いたという言葉を鵜呑みにはできません。
それでも食事がほとんどとれなかったのが、少し食べられるようになったり、眠れたりしていたとmちゃんから聞いた時は、心から嬉しかったし、たとえそれがプラシーボでも構わないから、とにかく痛みや苦しみから解放してあげたいと祈るような気持ちでした。

そして昨日、心の中のMちゃんと一緒に、小三治師匠の高座を聴きに行ってきました。
本当は横に座って、一緒に聴きたかったけど、きっと隣にいて笑っていたよね。
マクラの話、下げ、あそこがよかった、ここがどうだ、なんて話はできないけど、またいつか会えることを信じて、またね~

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