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2014年1月 5日 (日)

食べるのは安全ではない=トランス脂肪酸

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2007年にアップした記事「病気にならない人は知っている」でも取りあげたトランス脂肪酸(常温で液体の油脂をラードのように固めるために水素添加という化学処理をしたショートニングやマーガリンなど)は、かなり以前から心臓病リスクを高めるとのことで、アメリカの都市部のレストランやファストフード店での使用が禁止されていました。

2006年12月にニューヨーク市内で使用を原則に禁止することが、全米で初めて決定した後も、日本では摂取量が少ないとの理由で、マスコミの話題になることも、使用量に関する規制も行われませんでした。
なぜニューヨークが最初に決定したのか?
それは、ニューヨーク市民の外食率が高く、食費の50%にも上り、どの州よりもおそらく大量にトランス脂肪酸を摂取しており、市民の死因No.1が心臓病だったからです。
また企業に対して、トランス脂肪酸による損害賠償裁判が起こされるに至り、早急に代替えの油を研究せねばならなくなりました。

2011年には焼き菓子やパンにも使用が禁止されましたが、わが国では今も、スーパーで販売される菓子類やパンだけでなくあらゆる加工食品、学校給食のマーガリンなどに大量に使用されています。

本来、植物油以外の油は常温で固まっているのが自然な状態(バターやラード)です。
植物油は固まりにくいですが、食品業界で使用するには価格が高過ぎますし、酸化しやすいという欠点があります。
そこで扱いやすくしたトランス脂肪酸が登場するのですが、企業にとって嬉しいことに、フライドポテト・チキン・ドーナツなどにサクサクした歯ごたえや食感を与え、揚げ物にかかせない油となりました。

そのトランス脂肪酸について、米食品医薬品局(FDA)は、「食べるのは安全ではない」として、使用を全面禁止する・・・かもしれないという報道がありました。
禁止措置が直ちに施行されるわけではありませんが、食品業界と協議のうえ新規制に沿った製法に移行するのに必要な執行猶予期間を設けるようです。

さて、「食べるのは安全ではない」とのお墨付きがなされたトランス脂肪酸、日本ではどうなってゆくのでしょう。
お買い物の際は、必ずパッケージの裏を確認のうえ、安全な油を選択しましょう。

http://www.afpbb.com/articles/-/3002951













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