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2013年8月 1日 (木)

美白化粧品で白斑症状

カネボウ化粧品は31日、肌がまだらに白くなる白斑(はくはん)の被害が相次いだ美白化粧品について、4千人以上の利用者から症状を確認したと発表しました。同社によると、7月4日に白斑症状の被害を公表してから28日までに寄せられた問い合わせは計20万3677件! このうち重症とされる、「白斑が3カ所以上ある」「5センチ以上の白斑がある」「顔に明らかな白斑がある」のいずれかに当てはまる人は1828人に上ります。

東京工科大応用生物学部の前田憲寿(かずひさ)教授(化粧品科学)は、美白物質「ロドデノール」が「皮膚の特定部分で濃度が高くなり、継続使用することで影響が出た可能性がある」と指摘。その上で「有効成分の認可で参考にされるメーカーの有効性試験は例数が少なく、第三者機関で有効性・安全性の検証が必要」と話されています。

以前にも化粧品の「指定成分表示(薬事法で定められ指定された成分を使用した際は表示しなければならない=アレルギーの危険性を表示)」が廃止され、「全成分表示」が義務になったことで、消費者には分からなかった全ての成分のチェックが可能になったこと、消費者自身が危険性を判断しなければ自己責任になるので無関心ではいけないという記事を書きました。しかし、美白やアンチエイジングといった消費者の気持ちをくすぐるキーワードで、新しい成分が日々開発されており、どの成分がどれほど危険なのかが分かりにくくなっていると感じていました。

医薬品には服用量や服用法が定められていますが、化粧品には法的にそのような定めはありません。もちろん商品が市場に出る前に、化粧品メーカーはさまざまなテストを重ね、安全性を確認しますが、長期にわたり、人間でテストすることはできません。つまり、新しい成分の安全性は、市場に出た後、消費者である私たちの肉体でテストされていることになります。

皮膚にはバリア機能がありますが、それをスルーして皮膚から人体に吸収され、症状を起こす成分もあります。この機能を利用しているのがニコチンパッチや喘息パッチです。体内に入った成分は血液を通じて全身を巡り、効用を得たり、逆に各器官や臓器にダメージを与える場合もあります。

化粧品を購入する際は、その点を熟考した上で、極力新しい成分配合のものを避けたり、合成界面活性剤や合成防腐剤、タール色素、合成ポリマーなどを使用していない化粧品を選ぶことをおすすめします。

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