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2013年7月19日 (金)

背筋も凍る、怖~い話 ②

前回のお話も怖かったですね~。本日は、この国の平和憲法に真っ向から反する、自民党の改憲草案で、憲法九条を変更して自衛隊を国防軍にしようとしているというお話。この九条を米国のお仕着せであると考える方もいますが、見方を替えると、権力者に戦争の権限を与えない、国民にとっては素晴らしい憲法なのです。

さて草案の中では、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置が盛り込まれています。4/21、週刊BS-TBS報道部に出演した石破幹事長は、現在の自衛隊で隊員が上官の命令に従わない場合は、自衛隊法で最高でも懲役7年が限度である。それを出動すると死ぬかもしれないし、行きたくないと思う人がいないという保証はどこにもない。だから国防軍になったときは、それに従えと。従わなければ、その国における最高刑に死刑がある国なら死刑、無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら300年。そんな目に会うぐらいなら、出動命令にしたがうだろうと力説していました。

みなさんは、自衛隊が国防軍になるのだから、裁かれるのは職業軍人(自衛官)だけだと考えるでしょう。しかし、草案の安全保障第二章、(国防軍)の次にある(領土等の保全等)第九条の三に、「国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない」と書かれています。職業軍人が減った場合は、国民が協力しなければならない、つまり徴兵制の復活が意図されています。そして最前線に送られるのは私たち国民であり、命令に背けば、我が国の最高刑である死刑が適用され、その憲法を作った政治家は、戦地にすら行くことはないでしょう。そのうえ、審判所での裁判は軍の秘密保持を理由に非公開で行われるのです。

この発言について、山口大学の纐纈(コウケツ)厚教授(歴史学)は、「戦前の軍隊のあり方自体を否定することから戦後日本は出発し、現行憲法がつくられた。発言は平和国家日本のありようを根底から覆して、戦前と同様の軍事組織立ち上げを意図している。歴史の教訓をほごにするもの」と話されています。

週末の選挙は、経済回復などを争点に考えがちですが、平和あってこその経済だと考えます。戦争を知らない世代ではありますが、今こそもっと戦争について知ることと、平和維持への努力が必要だと感じます。現在、広島原爆資料館では原爆体験者である故・中沢啓治さんの「はだしのゲン」原画展が開催されています(~9/1)。戦争体験を語る語り部の高齢化のため、その継承者の育成も開始されました。平和の反対語は戦争です。戦争の悲惨を想像し、どうか平和憲法を守るために、投票所へ足を運んで欲しいと切に願います。

自民党の憲法改正草案↓

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf



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2013年7月16日 (火)

背筋も凍る、怖~い話

今朝の東京新聞に掲載された「本音のコラム(鎌田慧)」を読んで、背筋が寒くなりました。

近づいてきた見知らぬ男が押し殺した声で「警察の者ですが」というだけで、十分に威圧的だ。
JR福島駅頭での安倍首相の街頭演説の場で、「原発廃炉に賛成?反対?」という手作りの質問ボードを揚げようとした主婦が、私服刑事と自民党スタッフに取り囲まれ、ボードを没収された本紙記事(7/14付)を読んで猛暑なのに肌寒くなった。毎日、読売の両紙には掲載されていない。
一主婦のささやかな行動だが、官憲と与党が一緒になって、言論を妨害した事実は重い。一時代前なら警察にマークされるのは共産党や社会党、新左翼のメンバーだった。が、最近はそれぞれ力を落として、無党派市民や少数派労組が運動を担うようになった。首相にもの申す市民もまた「過激派」扱いだ。(省略)
没収されたボードは一週間たってわざとらしく、教えた覚えのない勤務先に送りつけられてきた、と記事にある。

どうでしょう、かなり涼しくなったのではないでしょうか。まるで軍国主義か戒厳令下のような市民の口封じが公然と行われている現実。鎌田氏は、「民主主義は強引に幕引きされそうだ。いま、めげずに声を上げなくては」と結んでいます。

声をあげる、どうやって? どうせ変わらない、そんなことはありません。選挙に行くことでも意思表示はできます。もし行かないなら、それは選択しないという意思表示になるのです。

与党議員からは、平和憲法に真っ向から反する「審判所(現行憲法で禁じられている軍法会議=軍事法廷)の設置を、改憲草案に盛り込んでいます。さらに背筋の凍る、怖~い話の続きはまた次回!

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2013年7月12日 (金)

ノーモア、ヒバクシャ

30年近く、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の代表委員を務められた、山口仙二さんが亡くなりました。お名前は知らなくとも、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ウォー、ノーモア・ヒバクシャ」は聞いたことがあると思います。

これは1982年、核の数を競い合う冷戦という時代に、国連軍縮特別総会の演説で、山口さんが締めくくりにおっしゃった言葉です。演説では、ケロイドの広がるご自身の写真を見せながら、

「私の顔や手をよく見てください。世界の人々、そしてこれから生まれてくる人々、子どもたちに私たち被爆者のような核兵器による死と苦しみを、たとえ一人たりとも許してはならないのであります」と訴えました。

長崎以来68年間、核兵器は使われず、それによる被爆者はいません。しかし、被爆国であるこの国で、核兵器の影響ではありませんが、今も被爆する人がいます。

そしていまだ約15万人が非難し、原発事故の収束もしていない状況下で、再稼働に向けた各電力会社の安全審査申請がちゃくちゃくと勧められています。そもそも津波や地震大国の日本で、安全な基準などあるのでしょうか? 福島原発がこのような状態になる以前も、国も電力会社も安全だと言い続けていましたよね。それどころか、今後も核のゴミは増え続ける一方です。

未来のことを考えず、今さえよければ、自分さえよければという愚かな考えが透けて見えます。新聞かどこかで「借金まみれで、一度も返済したことのない男が、もう借金はしない、だから今日だけちょっと貸して」という一節を目にしましたが、たとえるならまさにこの男のようなものです。

選挙が近いです。今一度、被爆者を作りだすものや核のゴミを、あなたは自分のお子さんやお孫さんに手渡したいかどうかを考え、ぜひ投票所に足を運んで欲しいと思います。この一票はあなただけのものではありません。この国の未来のための貴重な一票です。

↓長崎NBC放送・被爆者の証言↓

http://www2.nbc-nagasaki.co.jp/peace/voices/no07.php

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2013年7月11日 (木)

木村秋則さんの林檎がひとりの女性の命を救った

本日は映画のご紹介♪

【ドキュメンタリー・いのちの林檎】

体の弱い妻のために、絶対に不可能といわれた無農薬のリンゴ作りに成功した木村秋則さんを題材にした、「奇跡のリンゴ(阿部サダヲ・菅野美穂主演)」が公開中ですが、映画「いのちの林檎」はその奇跡のリンゴに命を救われた化学物質過敏症の女性の実話です。
私たちは、化学物質に囲まれて生活しています。
薬剤、合成洗剤、芳香剤、香水、農薬、排気ガス、タバコ、塗料、食品添加物、印刷物などなど・・・
それらによって、ある日突然、呼吸をすることも、水を飲むこともできなくなる場合がある。
それは現代人にとって、他人事ではないのです。

7/13(土)~新宿武蔵野館にて上映されます。
初日の監督と柳沢幸雄先生(シックハウス症候群・化学物質過敏症研究の第一人者)のトークショーに行きたかったのですが、都合がつかず残念です(T_T)
ご興味のある方は、ぜひ、ぜひ!

↓「いのちの林檎」公式サイト↓

http://www.inochinoringo.com/

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2013年7月 8日 (月)

不登校の男子学生の体験談

先日、引きこもりがちの息子さんを持つお母さんから、近頃は学校の話や近い将来の話をするようになり、とても前向きになったとのお話を伺いました。家族での会話も増え、息子さんも明るくなってきたそうで、とても嬉しく思いました。

詳しく書くことはできませんが、この息子さんの問題は学校での人間関係の軋轢、先生の無理解、スポーツや勉強に関する悩みも確かにありました。しかし、お話を何度も伺ううちに、それらが問題の本質ではないと感じました。実は、彼には過去に大変ショッキングな現場を目撃した経験があり、その後、引きこもりがちになっていきました。しかし家族は、そのことを重大とは捉えず、ただ心療内科に通わせ続けました。薬の効果か、騒いだりすることは減りましたが、同時に若々しさや気力がなくなっていったそうです。すると責める気はなくても、「どうして・・・」という家族からのプレッシャーで、「自分はダメな人間」と感じ、どんどん落ちていったといいます。落ちるところまで落ちると、人は誰かにその責任を押し付けたくなるものです。彼も自分がこうなったのは、家族のせいであると憎しみにも近い感情を持ち始めました。誰にも理解されない、そしてこんなはずではなかった自分の人生。出口の見えない暗闇で、どうしたらよいのか、もがき苦しんでいました。

彼に必要だったのは、直後に何かが起こっていることを察し、話を聞いてもらい、そして共感される、そういう家族関係でした。また早い段階でショッキングな出来事に対応するレメディーがあれば、深刻な状況になる前にお役に立てた・・・かもしれませんね。人生には回避できないショックな出来事が付きものです。子どもにとっては、受験の失敗、失恋、親の離婚といった分かりやすいものもあれば、仲間はずれやいじめ、親の気づかない間に起こることもあります。どうか、親御さんはお子さんの小さな変化を見逃さずに声をかけてあげてください。

このケースがよい方向に改善したのは、レメディーの影響というより、お母さんの変化がなにより大きかったと思います。同様のケースでも、変わってしまった息子を受け入れられないお母さんが、息子だけを健康相談に連れてこようとされます。しかしまずは、お母さんが相談を受けられ、ご自身がが持つ、世の中の常識や世間体と対峙し、どう息子と接するべきかを考えていただきたいと思います。

今回は、ホメオパシーが心の問題に対応できることをご存じない方もいらっしゃるかと思い、記事にさせていただきました。Yさん、ありがとうございました。

最後に、東城百合子先生の「こころの暦」の一節をご紹介します。

「赤児は肌を離すな、幼児は手を離すな、少年は目を離すな、青年は心を離すな」

深いですね~

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