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2013年2月 5日 (火)

戦争写真のミステリー

ロバート・キャパ、戦争写真のミステリー あの傑作は、誰が撮ったのか? - 1 ( C 東洋経済オンライン)

ロバート・キャパについて知っていることといえば、有名な報道写真家ということくらいでした。作品で唯一知っているのは、スペイン内戦で撮影された「崩れ落ちる兵士(写真左)」のみ。そしてカンボジア内戦を取材中に狙撃されて死亡した沢田教一が死亡後に受賞したのが、ロバート・キャパ賞だったな~くらいです。

それでも昨日放送されたNHKスペシャル「沢木耕太郎が推理!戦場写真・最大の謎」を観ようと思ったのは、弾が飛び交う戦場でこのような決定的な写真が撮れるものだろうかという疑惑をノンフィクション作家がCGなどの最新技術を駆使し、解き明かすという宣伝に魅かれたからです。

銃弾に撃ち抜かれた人民戦線軍の兵士の死の瞬間を捉えたとされるこの写真は、歴史を変えた傑作とされ、パブロ・ピカソのゲルニカ同様、反ファシズムの象徴となります。この一枚の写真で、それまで無名だったキャパは時代の寵児となりますが、ネガは勿論、オリジナルプリントなども失われており、キャパ自身も詳細を語らなかったかため、いったい誰が、いつ、どこで撃たれたのかが全く不明の謎の一枚だそうです。

沢木氏はこのなぞを追い続け、ひとつの新事実にたどり着きます。

数十枚の写真に写る背景から場所を特定し、カメラマンと被写体の距離や銃の状態などから、この写真は戦場ではなく演習!!を撮影したものであること、またカメラマンは二人だったと結論づけます。実際、この内戦には「ロバート・キャパ」ことアンドレ・フリードマンとその恋人ゲルダ・タロー(女性初の報道写真家)が同行していた事実があり、ふたりはキャパという架空の名を使って報道写真の売り込みをしています。では「崩れ落ちる兵士」はどちらが撮影したものなのか? 番組では、ライカを使用していたフリードマンではなく、ローライフレックスを使っていたタローであったとしています。その彼女は写真がLIFEに取りあげられることで一世を風靡する前に、この内戦の取材中に命を落としてしまいます。

ふたりで作り上げたキャパという人物ですが、自分が撮ってもいない、まして戦場の写真でもないものがひとり歩きする状況で、恋人であり仕事のパートナーを失った若干22歳の青年は何を考えたのでしょう。結局彼は、その後も危険な最前線に赴きます。それは「崩れ落ちる兵士」を超える写真を求めたのか、それとも戦場に身を置くことを課したのか・・・誰にも真実はわかりません。そしてついには戦場で命を落とすことになります。

フリードマンはのちに、スペイン内戦の写真集を出版しますが、そこに代表作とされる「崩れ落ちる兵士」はありません。そのことからも今回の結論が真実なのだろうと感じました。

うめめ
商品の詳細

彼らの写真は横浜美術館(1/26~3/24)で見ることができます。報道写真も興味がありますが、どちらかといえばうめかよ(梅佳代)さんの「うめめ」や川島小鳥さんの「未来ちゃん」など無邪気な子どもの写真のほうが好きかな~。笑えるし、なんか癒されますよ。

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