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2013年1月12日 (土)

映画「みえない雲」

「みえない雲」は1986年に起きたチェルノブイリ原発事故の翌年に、ドイツの作家グールドン・パウゼヴァングによって書かれたベストセラー小説を2006年に映画化した問題作です。西ドイツ(当時)の原子力発電所で起こった架空の事故により引き起こされる極限状態と被爆の悲劇を描いています。原作はドイツ国内だけで150万部も売れ、国語の教材にもなったそうです。

みえない雲とは、原発の放射能漏れ事故により放射性物質を含んだ目には見えない雲のことです。原発から50Km圏内では全員退避の措置のため、ABC警報(核兵器・細菌兵器・化学兵器の攻撃を知らせる警報)が鳴り響きます。ラジオからは不気味な雲の接近が伝えられ、人々は怯え、パニックに陥ります。

冷戦時代の米ソ対立の身代わりとして東西ドイツにおいて核の応酬が行われる・・との想定のもとにABC警報は存在しました。バブルに浮かれる当時の日本では、チェルノブイリも米ソの対立も遠い国の話と考えられていましたが、みえない雲は今や日本の上空を覆っています。

チェルノブイリ事故後、ドイツでも広い範囲に放射性降下物が降り注ぎ、子どもを産まない選択をする若い女性が増加する現象が起こりました。実は、この映画で主演の女子高生を演じるパウラ・カレンベルクは、チェルノブイリ事故で胎内被曝をしたため、心臓には穴が開いており、肺は片方しかないそうです。

冷戦による核兵器の恐怖は去りましたが(核の脅威はなくなりませんが・・)、核の平和利用というありえないコピーやもともとありもしない安全神話の上に成り立つ原発という恐怖は今もこの国に存在しています。事故が起これば人間には手に負えないもの、無くすことも処分することもできない核のゴミ。人間はパンドラの箱を開けてしまったのでしょうか。それでも希望は失わず、すべての原発が無くなることを願い続けたいと思います。

リビングプラスでは、(通販生活でいただいた)DVD「みえない雲」を無料で貸出いたします。ご希望の方は、ホメオパシー健康相談ご予約や勉強会の際にお申し出ください。

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