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2012年12月 6日 (木)

仏ルモンド紙「遺伝子組み換え食品に毒性の疑い」

EUでは、安全性が確認しているとは言えない遺伝子組み換え食品すべての原料表示が義務化されているのに対して、日本では「含有量の多い3番目まで、かつ重量比5%以上の場合のみ表示」「製造過程で分解されれば表示義務なし」など、消費者の健康や命よりも企業の利益最優先の規制しかありません。つまり私たちは知らず知らずに危険なものを食べているのです。

今年9月、フランスのルモンド紙に「モンサントの遺伝子組み換え食品に毒性の疑い」という記事が載りました。これはカーン大学の生物学者ジル・エリック・セラリーニが行ったラットによる実験結果で、メスには乳房に腫瘍、雄には肝臓や腎臓障害、そして両方の性で寿命の短縮!!が認められたそうです。この研究は、モンサント社が商業化している遺伝子組み換えトウモロコシ(別名NK603)の摂取が、(遺伝子組み換えトウモロコシが耐性を持たされている除草剤ラウンドアップとの組み合わせのあるなしに関わらず)有毒な効果を持つと初めて主張したものです。

実験は対象200匹以上のラットに遺伝子組み換えトウモロコシ(除草剤とセットで栽培されたものとそうでないもの)を三段階の異なる分量(11%、22%、33%)混ぜた食事がそれぞれ与えられました。顕著な差が現れたのは1年後で、オスの間では肝臓のうっ血や壊死、重度の肝臓障害が現れました。死亡率もすべての実験処置を加えたグループで上昇しました。

これまでホルモン系を乱す可能性を指摘されていましたが、「死亡率の増加」という言葉はかなりショッキングですね。ではどんな食品に遺伝子組み換え原料が使用されているのでしょう。これは特に糖分としてジュース、乳酸飲料、清涼飲料、スポーツドリンク、酒類、アイスクリーム、調味料、ドレッシング、パン、ジャム、お菓子、缶詰、漬けもの、佃煮、練り物とありとあらゆるものに添加されています。ラベルには、「ぶどう糖果糖液糖」または「果糖ぶどう糖液糖」と記載されています。

これらは異性果糖と呼ばれ、ブドウ糖の一部を果糖に添加(異性化)したもので、砂糖液と同等の甘味度があります。この原料は90%以上がアメリカ産のトウモロコシからできたコーンスターチで、残り10%弱が国産のじゃがいも・さつまいもデンプンです。輸入されているほとんど全量が遺伝子組み換えされており、30年も前に開発され、今では年間に100万トン以上が消費されているといいます。つまり国民一人当たり、毎年10Kg!!の異性化糖をとっていることになります。

この現状で健康が保てるはずはありません。先日、カリフォルニア州で遺伝子組み換え表示義務を訴える市民団体の提訴が敗北しました。そのためカリフォルニア州の人々に、知る権利は認められませんでした。日本ではゆる~い規制ではありますが、表示はされています。中には利益第一主義で、製造品の95%が遺伝子組み換え食品使用という企業もあります。せっかく表示がされているのですから、そこは目をこらしてよく読んだうえで買うかどうかの判断材料にしていただきたいと思います。

詳しくはMy News Japan「遺伝子組み換え使用ワースト1は・・・」へ

http://www.mynewsjapan.com/reports/1158


日本消費者連盟の真下俊樹氏によるモンサント社の業績

http://www.uplink.co.jp/monsanto/about.php

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