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2012年11月23日 (金)

今見るべきドキュメンタリー「モンサントの不自然な食べもの」

昨日の東京新聞「本音のコラム」に法政大学の竹田茂夫教授が下記のようなコラム(遺伝子組み換えのわな)を寄せていました。

今月初め、米国カリフォルニア州で重要な住民投票があった。米国では遺伝子組み換え(GM)食品の表示義務がない。そこで同州から全米に表示義務を広げようと、市民団体などがまず州内の住民投票を提起した。この運動は米国の食文化の基本、効率追求の農業生産のあり方にもつながる問題提起と解釈すべきだ。

だが、モンサントやデュポン等のGMを収益の柱としているアグリビジネスや食品メーカーは、資金力にものを言わせて表示義務反対の大々的な宣伝活動を繰り広げた。消費者の知る権利や選ぶ権利より利潤が重要だったというわけだ。結果は提案側の敗北であった。

GM技術は開発途上国でも問題を提起している。インドではモンサントが販売する除草剤とGMで大勢をもたせた綿花の種子の組み合わせで、同社は巨額の利益を上げている。多量の除草剤は雑草の耐性を高め、除草剤投下は増えていく。コスト負担に苦しむ農民たちの自殺が相次いでいる。

米国のアグリビジネスは自ら墓穴を掘っている。欺瞞に満ちたテレビ宣伝、小農民への提訴、データ捏造、科学者の抱き込み、規制当局との癒着(官民間の回転ドア)など、この業界は深刻な構造的。倫理的問題を抱えている。TPPで日本に呼び込むことになるのはこのような企業なのだ。(12/11/22・東京新聞朝刊より全文)

デュポン社は日本ではなべのメーカーとして有名すが、モンサントj社はデュポン社ほど知られていないかもしれませんね。アメリカに本社を構えるアグロバイオ企業であり、世界の遺伝子組み換え作物市場の90%を握る、多国籍独占企業です。

今日お勧めしたいのは、このモンサント社のクリーンなイメージに隠された裏の姿を暴いたドキュメンタリー映画「モンサントの不自然な食べもの」です。過去に発売された枯葉剤、農薬、PCBなど1世紀にわたるモンサント社のヴェールに包まれた歴史を、貴重な証言や機密文書によって検証しています。自然界の遺伝的多様性や食の安全、環境への影響、農業に携わる人々の暮らしを意に介さないモンサント社のビジネス。本作は、生物の根幹である「タネ」を支配し利益ばかり追求する現在の「食」の経済構造に強い疑問を投げかけています。

今回、選挙の争点の一つとしてTPP(環太平洋戦力的経済連携協定)の問題がありますが、農業、食の安全、医療、あらゆる分野で影響があるとされています。この映画に登場する各国の深刻な状況は、経済のグローバル化が進んだ明日の日本の姿かもしれません。そして不自然な食べもの(遺伝子組み換え作物)が環境、人体に与える影響は誰にも分かりません。毎日の食べものは肉体、人生、生き方を選ぶことです。世界の食物市場を独占しようとするモンサントの本当の狙いとは何でしょう? それを知ることで守れる未来があります。「食」ひいては「いのち」をめぐる世界の構造を暴く、今見るべきドキュメンタリーです!!一票を投じる前に、是非、見ていただきたいと切に願います。

★「モンサントの不自然な食べもの」予告編をご覧になりたい方は↓

http://www.youtube.com/watch?v=PO7RmRVZs6A&feature=player_embedded

★全国の劇場情報↓

http://www.uplink.co.jp/monsanto/theater.php

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