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2012年10月19日 (金)

日本脳炎予防接種の被害

岐阜県美濃市のこどもクリニックで17日、日本脳炎の予防接種を受けた小学5年生の男児(10)が約5分後に意識不明となり、約2時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。厚生労働省は18日、岐阜県や美濃市を通じて情報収集を開始。県警関署は19日に司法解剖して死因を調べる。

厚労省によると、日本脳炎の予防接種後の死亡例は7月にも起きており、岐阜のケースと合わせて2件続いたことから、同省は31日に厚生科学審議会予防接種部会の小委員会を開き、専門家の評価を仰ぐ方針。

関署とクリニックによると、男児は母親に連れられて訪れたが注射針を見て怖がり、診察室から逃げ出した。待合室のソファに座っていたところを看護師と男児の母親が両脇から抑え、院長が注射したという。間もなく待合室の畳の上で横になっていた男児が呼吸をしていないのに看護師が気づき119番した。一緒に接種を受けた妹(9)には変化はなかった。

男児が日本脳炎の予防接種を受けるのは今回が初めて。過去にポリオやBCGなどの接種経験はあった。体温は平熱で、問診や診察で以上は見られなかったという。

岐阜県は、クリニック側への聞き取り調査の結果を踏まえ「接種の手順や方法に問題はなかった」としている。(12/10/19東京新聞)

日本脳炎の予防接種は、接種後に重篤な状態に陥った事例を受け、2005年から5年間は定期接種が事実上中断していました。過去に使用されていたワクチンは、マウスの脳の中で日本脳炎ウイルスを増殖させ、得られたウイルスを高度に精製し、ホルマリン等で不活化(毒性をなくすこと)して製造されていましたが、極めて微量ながら脳組織成分が残存する可能性や、不純物が混入する可能性が完全に否定できるものではありませんでした。そのためこの成分によってADEM(アデム/急性散在性脳脊髄炎)が起こる可能性が否定できないとされていました(詳しくは下記の厚労省「日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A(平成24年3月改訂版)」をお読みください)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf

そこで薬事法上の認証を受けた乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン、ジェービックV(以下A)、エンセバック皮下注用(以下B)がそれぞれ21年6月、23年4月より供給開始されました。この乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスをVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)で増殖させて得られたウイルスを採取し、ホルマリンで不活化して製造されています。

厚労省のHPでは、現在国内で製造販売され、使用されている上記A、B2種類のワクチンの副反応として、Aでは123例中49例(39.8%!)に副反応が認められ、主なものは発熱・咳嗽(ガイソウ=咳のこと)、鼻漏、注射部位紅斑であり、Bでは163例中なんと84例(51.5%!!)に同様の副反応がみられていたといいます。その他にショック、アナフィラキシー様症状、ADEM,脳症、けいれん、急性血小板減少性紫斑病などの重大な副反応がみられることがあるとも記載されています。

それも日本脳炎自体が国内では発生件数が少なく(平成22年4名、平成23年9名)、近年報告された患者の年齢は、65~69歳が最も多く、40歳以上が約85%を占めていたといいます。平成18年以降に報告された小児の患者はたった6名(1歳2名、3歳1名、6歳1名、7歳1名、10代1名)だそうです。

このような状況で、日本脳炎のワクチン接種が必要なのでしょうか?? なぜワクチン接種が再開されたのでしょう?? なぜ患者が減っている、それも40歳以上に発生しているにもかかわらず子どもに接種しているのか?? 私にはミステリーとしか思えません。ワクチンに関しては国民的な議論が必要な時期がきているのではないでしょうか。

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