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2012年10月25日 (木)

魚臭症候群

昨日みていたテレビ番組で「魚臭症候群」という病を知りました。トリメチルアミン尿症という病名だそうで、摂取した食物を体内で消化分解した際に発生するトリメチルアミンが分解されず、尿や汗、口臭として排出されます。トリメチルアミンは腐敗した魚の臭いがするため魚臭症候群とも呼ばれ、先天的にトリメチルアミンを分解する酵素が欠如している場合と、肝機能障害や肝機能低下による後天的な場合があります。体臭は魚のような生臭い臭い、便臭、生ごみの臭い、下水道の臭いなど様々。仮に病院で診断されても、現在の治療法は「症状を軽くするための食生活の工夫」に限定され、トリメチルアミンの前駆物質であるコリンやレシチン等の含有量の多い食品(魚・たこ・いか・えび・卵黄・乳製品・肉類・豆類・アブラナ科の野菜であるブロッコリーやきゃべつ)の摂取を控える対応になります。

病名こそ知りませんでしたが、そのような症状があることはホメオパシーを学んで知っていました。なぜなら、魚のような臭いに対応するレメディーが存在するからです。きっとプルービングの際にそのような臭いを感じたのでしょうね。

臭いの悩みは自分で気づきにくいこともあり、本人にとっては自己存在にかかわる重大な問題となります。健康相談にも、そのような悩みでいらっしゃる方がいます。ただ実際に不快な臭いを排出しているのではなく、無臭志向の強い(最近ではいい香り?をさせる志向が高まりつつありますが)日本社会で過敏になり過ぎている方も多いようです。

魚のような臭いに対応するレメディーはいくつかありますが、家庭用のキットの中ではSanic.サニキュラアクアがあります。このレメディーに当てはまる人は、牛乳や卵、肉が好きなのですが、それを食べることで症状が悪化するという記述は見当たりません。原因が肝臓機能や消化吸収の問題であるなら、Lyc.ライコポディウムはどうでしょう。ライコは、こってりした食物・えび、カニ、牡蠣・豆類・キャベツで症状が悪化します。また番組に登場したトリメチルアミン症候群の方は、死を考えるほど深刻な自信喪失に陥っていました。極端な自信の欠如もライコの大きな特徴であり、全体像が合致するなら試す価値があると思いました。

代謝異常の病であり、セルフケアは難しいかもしれません。ご自身で手に負えないと感じたなら、ホメオパスにご相談ください。ホメオパシーってそんなことも扱えるのか~と知っていただけたら嬉しいです。

ホメオパシー療法についてはこのブログの初期(2006年~)に詳しく説明しています。また健康相談に関しては左のカテゴリーにある「ホメオパシー健康相談会」をまずお読みください。相談の申し込みは右の「リビングプラス(日本ホメオパシーセンター埼玉東川口)」よりメールにて承ります。

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2012年10月19日 (金)

日本脳炎予防接種の被害

岐阜県美濃市のこどもクリニックで17日、日本脳炎の予防接種を受けた小学5年生の男児(10)が約5分後に意識不明となり、約2時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。厚生労働省は18日、岐阜県や美濃市を通じて情報収集を開始。県警関署は19日に司法解剖して死因を調べる。

厚労省によると、日本脳炎の予防接種後の死亡例は7月にも起きており、岐阜のケースと合わせて2件続いたことから、同省は31日に厚生科学審議会予防接種部会の小委員会を開き、専門家の評価を仰ぐ方針。

関署とクリニックによると、男児は母親に連れられて訪れたが注射針を見て怖がり、診察室から逃げ出した。待合室のソファに座っていたところを看護師と男児の母親が両脇から抑え、院長が注射したという。間もなく待合室の畳の上で横になっていた男児が呼吸をしていないのに看護師が気づき119番した。一緒に接種を受けた妹(9)には変化はなかった。

男児が日本脳炎の予防接種を受けるのは今回が初めて。過去にポリオやBCGなどの接種経験はあった。体温は平熱で、問診や診察で以上は見られなかったという。

岐阜県は、クリニック側への聞き取り調査の結果を踏まえ「接種の手順や方法に問題はなかった」としている。(12/10/19東京新聞)

日本脳炎の予防接種は、接種後に重篤な状態に陥った事例を受け、2005年から5年間は定期接種が事実上中断していました。過去に使用されていたワクチンは、マウスの脳の中で日本脳炎ウイルスを増殖させ、得られたウイルスを高度に精製し、ホルマリン等で不活化(毒性をなくすこと)して製造されていましたが、極めて微量ながら脳組織成分が残存する可能性や、不純物が混入する可能性が完全に否定できるものではありませんでした。そのためこの成分によってADEM(アデム/急性散在性脳脊髄炎)が起こる可能性が否定できないとされていました(詳しくは下記の厚労省「日本脳炎ワクチン接種に係るQ&A(平成24年3月改訂版)」をお読みください)

http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/dl/nouen_qa.pdf

そこで薬事法上の認証を受けた乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン、ジェービックV(以下A)、エンセバック皮下注用(以下B)がそれぞれ21年6月、23年4月より供給開始されました。この乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスをVero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来株化細胞)で増殖させて得られたウイルスを採取し、ホルマリンで不活化して製造されています。

厚労省のHPでは、現在国内で製造販売され、使用されている上記A、B2種類のワクチンの副反応として、Aでは123例中49例(39.8%!)に副反応が認められ、主なものは発熱・咳嗽(ガイソウ=咳のこと)、鼻漏、注射部位紅斑であり、Bでは163例中なんと84例(51.5%!!)に同様の副反応がみられていたといいます。その他にショック、アナフィラキシー様症状、ADEM,脳症、けいれん、急性血小板減少性紫斑病などの重大な副反応がみられることがあるとも記載されています。

それも日本脳炎自体が国内では発生件数が少なく(平成22年4名、平成23年9名)、近年報告された患者の年齢は、65~69歳が最も多く、40歳以上が約85%を占めていたといいます。平成18年以降に報告された小児の患者はたった6名(1歳2名、3歳1名、6歳1名、7歳1名、10代1名)だそうです。

このような状況で、日本脳炎のワクチン接種が必要なのでしょうか?? なぜワクチン接種が再開されたのでしょう?? なぜ患者が減っている、それも40歳以上に発生しているにもかかわらず子どもに接種しているのか?? 私にはミステリーとしか思えません。ワクチンに関しては国民的な議論が必要な時期がきているのではないでしょうか。

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2012年10月12日 (金)

食料自給率低下で学校給食にしわ寄せが・・・

ドイツ東部で9月下旬、幼稚園児や小学生ら1万1000人以上が給食の食材からノロウイルスに感染し、下痢や吐き気などの症状を訴える過去最大規模の食中毒が起きました。政府の調査で、給食に使用された中国産の冷凍イチゴからノロウイルスが検出されたため、食品の安全性が政治問題になっているそうです。

連邦消費者保護・食品安全庁の調査によると、原因の給食は世界最大手の給食業者であるフランスのソデクソ社が提供。ドイツ国内の給食センターで砂糖煮に調理されましたが、その際の加熱が不十分だった可能性もあるようです。

国内メディアによると、当初関連を否定していたソデクソ社ですが、後に陳謝し、補償に応じる意向を示しました。問題のイチゴは回収が進み、被害の拡大は抑えられましたが、野党からは「なぜ子どもたちが中国産イチゴを食べているのか。新鮮な地元のリンゴ煮を食べればよいではないか」と指摘。それに同調するように食料・農業・消費者保護相も「地元の食材を食べるべきだ」と発言し、国産品利用促進の議論に発展しています。

これは食料自給率93%のドイツの話ですが、やはり給食にはどこの国も予算をかけられないのか~と残念に感じました。しかしイチゴに替わるリンゴが充分にとれるなら問題はありません。一方、食料自給率の低い日本では、おおくの食料を輸入に頼っています。ましてや低コストでまかなわれる給食は「安全性」や「質」より「価格安く」や「量」に重きが置かれがちです。となれば、国産の無農薬食材より断然安い輸入食材が選ばれます。輸送コスト等が上乗せされても安いというのには理由があります。

米や野菜を安全に作ろうとすれば、手間も時間もかかります。しかし安くつくるには、自然の成長など待てませんし、効率が優先されます。いかに早く成長させ、害虫の被害にも合わず、より多くを収穫するか。結局、成長を促進させる合成化学薬品や農薬に頼らざるをえません。

そして学校給食に含まれる多種多様な合成化学薬品を成長期の子どもたちが摂取することになります。その害はノロウイルスのように数日で判明するものではなく、数10年後、もしくはその子どもの子ども世代に判明するかもしれません。これまでも安全だと信じられていたものが、後々そうではなかった・・・DDTや石綿、原子力発電所しかり・・・という経験をあきれるほどしています。

病気の際にとる薬も合成化学薬品であり、体内で化学反応を起こすことで効用を得ます。食料に含まれる合成化学薬品は動物実験によって安全?とされていますが、それを長期にわたり、かつ複合的に摂取した場合のデータや安全性は確認されていません。薬同様、体内で反応を起こし、おもわぬ変容を遂げる可能性も考えらるのです。

わが国で第一次産業の農業をささえているのはおおむね65歳以上の高齢者であり、食料自給率は39%。アメリカは130%、オーストラリアは187%、カナダは223%(2009年度農林水産省「食料自給率の推移」)です。年齢的、肉体的に耐えられず、就農人口は減る一方では、ますます輸入に依存することになります。この悪循環を断つために、政府には新規の就農者を応援するシステムづくりや学校給食の地産地消推進を、そして我々消費者は安さだけで食材を選ばず、国内の農産物を買うように心がけたいものです。特に親は子どもが学校給食で食べる食材がどこから、どのように扱われ、調理されたものなのかを知るべきではないでしょうか。輸入食材や安価な食材だけに問題があるのではありません。神奈川県の学校給食では、放射能汚染区域の1000頭余りの牛が提供されたことは記憶に新しいです。このようなしわ寄せは学校給食へ、そして健康被害を受けるのは子どもたちなのです。



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