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2012年6月23日 (土)

“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~

友人に、NHKで13日に放送された『クローズアップ現代』を勧められ、サイトを見てみると「“薬漬け”になりたくない~向精神薬をのむ子ども~」という恐ろしいタイトルが現れました。

上半身が揺れ続け止まらなくなった小学生。
足の先がけいれんし、小刻みに震える高校生。
今、向精神薬と呼ばれる薬の副作用に多くの子どもが苦しんています。
しかし、子どもに処方する際の明確な基準はありません。

という出だしで始まる番組には、夜泣きや学校生活で落ち着きがない、対人関係がうまくいかない、暴力的である等の問題行動を早期発見、早期対応するために医療の力を借りないと解決できないと考える文部科学省担当者の意見でます。それを受けてか、最近は学校で問題を抱えた子どもが病院を受診し、薬をのむケースが増えているといいます。フリースクールの理事長が全国の親の会に呼びかけて、アンケートを実施した結果、学校に通えない子どもの7割が精神科を受診し、その7割が精神薬をのんでいました。

これに対し、副作用に悩んだ人や家族からは危惧の声が上がっています。向精神薬を投与された高校生の母親は、「薬によってどんどん息子が変わってきて、やっぱり薬をのませるべきじゃなかった」といいます。

別の9歳男児の母親は、担任から呼び出され、授業中に歩き回るなど問題行動が多く困っていると指摘され、市の教育相談を受けるように指示されました。市の担当者からは病院を勧められ、医師からは発達障害の疑いがあるとして、衝動的な行動を抑える向精神薬を処方されました。男児が服薬すると、落ち着いて授業を受けられるようになる一方で、生き生きとした表情が消えて、食欲がなくなり痩せたといいます。母親が薬剤の添付文書を読むと、男児が訴える症状が副作用として書かれていました。心配になった母親は、薬をやめたいと担任に申し出ますが、学校側はこの状態を保ってほしいと譲らなかったといいます。母親は、「薬を飲まないと、学校にいられない、息子は排除されるんじゃないかって、そういう気持ちでいっぱいになって・・・」といいました。

実は我が子の小学生時代の同級生にも向精神薬を服用している子が何人もいました。中には今も服薬し続ける子がおり、行動は落ち着くものの、同時に生命の輝きというか、生き生きとした表情や好奇心といった本来どの子にもあるべきものが失われたように感じていました。

そして処方する医師からも
「内心ヒヤヒヤしながら処方」
「重篤な副作用もなれではない向精神薬を使い続けるとに疑問を感じる」等の声も聞かれました。

国立精神・神経医療研究センターの中川英二医師によると「向精神薬が成長過程にある子どもの脳に与える長期的な影響については、全く解明がされておらず、慎重な投与が必要」とのことです。また精神科医の石井憲彦さんは、「脳は生まれた時にすでに土台と大枠組ができていて、8歳くらいで大人並みになるが、そのあとは配線工事などを、その後数年間ものすごい勢いでおこる。そういう段階で、大人とは全く違う、そこに起こったことというのも違うので、これはとても恐ろしい」「見える副作用は誰でも分かるが、薬というのは、全部の脳に働き、全神経、全身にも回るんで、肝臓、すい臓、腎臓、これらに対する危害というのは見えないだけに、気がついたときには手遅れというぐらい全部に副作用は考えられる」といいます。

石井さんの指摘する大きな問題は2つ。1つは親も先生、医師も精神障害を見逃してはいけないという意識が強く、いいことをせねばという善意とそれを見逃すことへの恐れが混ざって、ともかく見逃さないという傾向が強いこと。
もう1つは、昔は元気がいいとか、個性的と考えられた行動が問題行動視され、学校現場でもそれを活かす余裕が先生になくなってきて、医者に任せた方が楽だということが重なっているようです。

また国立成育医療研究センターの宮尾益知医師は、教師たちの勉強会で、加減が分からず暴力を振るう子は感覚認知(感覚を脳に伝える神経)が悪いのではないかと指摘します。そういう子にはまずブランコやハンモック利用した遊びを通して、手先や体全体の感覚を養うことを勧めました。そして教室で奇声をあげて走り回る子の気持ちはどうなんだろうと考え、行動だけを責めないで、そこにいて辛いという気持ちがあるんだな、辛い気持ちは分かるよと、問題行動の背景に何があるのか、子どもの気持ちに寄り添いながら考えることが、大事だと伝えています。

↑この、「行動を責めない」・「背景を考える」・「子どもの気持ちに寄り添う」って、教育現場だけでなく家庭内でも大切なことだと思います。親はどうしても学校やクラスメイトに迷惑をかけたくない、他の子と違うと言われたくないと考えがちです。いい子とは、教師や親にとって手間のかからない、理想の子ども? 子どもとは本来自由人のはずです。そしていい子になろうとする子は、見えない内側で何かが崩壊し始めているのかもしれません。難しい問題ですが、薬に頼らず子どもと向き合う、これこそが良薬であり、学校・家庭でできることもまだまだあると考えます。NHKの番組サイトには、周りの大人が気持ちを受け止めることで回復に向かった女性のことも書かれています。彼女は8年の服薬の末、減薬し始めて6年(!)で症状が徐々に改善し、しまい込んでいた気持ちを母親に打ち明けるようになったそうです。

相談会を続けていて、このような薬害で苦しむ方が増加していることは肌で感じていました。もちろんお子さんの場合、予防接種に含まれる添加物の影響も大きいです。そしてそういったレメディーによって落ち着きを取り戻し、学校生活を楽しむまでに至ったお子さんもいらっしゃいます。まず投薬ありきではなく、子どもの気持ちに寄り添って話を聞く、スキンシップをするなどが大切ですね。それでもどうしたらよいかわからい、という方は是非、ホメオパシーという選択肢もあると思いだしてください。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3213_all.html

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