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2012年5月 3日 (木)

みそ汁離れが未婚率を増加させる?

昨日は十数年ぶりに柏餅を作りました。見かけが餃子のようになってしまったので、さっさと食べてしまい、写真がないのが残念です。

柏餅は、新芽がでるまで古い葉が落ちないことから、子孫繁栄(家系が途絶えない)の願いを込めて5/5の端午の節句にいただくようになったそうです。元々は東日本の文化が、参勤交代によって全国に広まり、現在まで続いています。行事ごとには現代人が知らずにいる深い意味があり、昔の人々の願いが込められていることに気づかされますね。

先日は、「和食を無形文化遺産に申請」という話題を記事にしましたが、これは日本人の和食離れをなんとか食い止め、和食の魅力を次世代に再確認、継承したいという危機感が感じられます。個人的にも食生活に季節感がなくなったことや行事の意味や決まりごとが曖昧になっている点を改善したいと常々考えています。

しかし状況はもっと深刻なようです。東京ガス都市生活研究所の調査によると、首都圏の20~80代で「みそ汁を毎日1回は飲みたい」という人が、1990年の77%から2011年には65%に減少。特に20代では半数以下!!になっているそうです。朝食にごはんとパンのどちらを主にたべているかという設問には、ごはんが90年の44%から11年に34%に減少。パンやシリアルは35%から40%に増加という結果です。

みそ汁でこの結果ということは、行事でしか食べないような料理はもっと食べていないってことですよね。その上、スナック菓子やビスケットだけの朝食・昼食、サンドイッチに焼きそばといった「主食重ね」の夕食、食器を使わずアルミホイルを皿代わりにする食卓もあるようです。実際、私の知人にも、食器洗いが面倒という理由で紙皿を使う人がいました。

「あたたかい食卓」「一家のだんらん」というのが家庭の一つのイメージ、理想であった時代は遠くなってしまったのでしょうか。数日前の政府発表によると、生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合)は男性20.1%、女性10.6%と、初めて男性が2割を突破しました。この数値は、30年前より男性が約8倍、女性が2倍以上に増えた計算。未婚の理由としては、「いずれするつもり」、「適当な相手に出会わない」、「結婚資金が足りない」などだそうですが、それ以外にも幸せな食卓がイメージできない人が増えているのではないかと想像します。スナック菓子やアルミホイルでの食事には、家庭のぬくもりが感じられません。結婚してもそんな食卓ならしてもしなくても一緒?

少し前に年長者の方から、苦労を承知で結婚したいという人が減ったという話を伺いました。「3高(高身長・高学歴・高収入)」などというのが結婚の好条件のようにいわれた時代もありましたが、これが幸せのバロメーターになろうはずがありません。

幸せな結婚がしたい、あたたかい家庭を取り戻したい、と願うならば、まずは具だくさんのみそ汁づくりから始めてみませんか。あたたかい食事と家族の何気ない会話があってこそ、また明日も頑張ろうという気持ちが湧いてくるように感じます。また発酵食品であるみそは日本人のソウルフードであり、ご先祖様がそれを食べて私たち子孫に命をつないでくれた、つまり私たちの細胞はみそでできている!といっても過言ではない・・・? 5/5はみそあんの柏餅でも食べようではありませんか。

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