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2012年2月18日 (土)

アートな話

本日はラフォーレ原宿で開かれている写真家の蜷川実花さんと母でキルト作家の宏子さんの二人展(~19日まで)に、母とふたりででかけました。映画やファッション誌でおなじみの実花さんの鮮やかで華やかな写真は、母の色彩感覚遺伝子の影響に違いない、と感じさせる息のあった作品の数々でした。私の母もパッチワークをやっていたので、以前は、古裂パッチワークの山口怜子さんの作品展などによく足を運んだのですが、最近では久しぶりのことになります。

ちょうど前日は読売新聞で、現代美術家・作家の草間彌生さんの回顧展が4カ国(スペイン・フランス・イギリス・アメリカ)で巡回しているという記事を読み、これは行くことがかなわないが、国内展「永遠の永遠の永遠」(4/14~埼玉県立近代美術館)には足を運ぼうかなと思ったところで、どういうわけかアートなこの頃です。

昨秋にも、年の離れた友人が出店するというので、ビッグサイトで行われたデザインフェスタ(アマチュアの手仕事愛好家による作品展)に出かけたのですが、それはそれは大盛況で、一日いても飽きないくらい楽しかったです。やはりアートには人を明るく、ハイにさせるパワーがあるのでしょうか。

草間さんといえば無数の水玉(ドット)のモチーフで知られていますが、実は、少女時代から悩まされる幻覚や幻視による恐怖を鎮める手段、またそれらを描きとめたものだそうです。作品全体を水玉で埋め尽くす儀式によって、作品に描かれる自然や宇宙と一体化し、病める肉体から解放されるのでしょうか。そういったごく個人的な儀式によって描かれた作品は、内外で高く評価され、収集家も多く、またアンディー・ウォーホールや村上隆といった現代美術家に大きな影響を与えています。

草間さん以外にも病や障がいを抱え、その苦しみや痛みをアートに昇華する芸術家は少なくありません。ダウン症の女流書家・金澤翔子さんや盲目のピアニスト・辻井信行さんもそうですね。彼らには、我々が持っていても気づくことのできない秘めた才能を引き出す才能?があるのかもしれませんね。

また特に芸術の教育や訓練を受けず、既成の芸術の流派や傾向、手法にとらわれないアートのことをアウトサイダー・アートと呼んだりしますが、デザフェスの方々もある種のアウトサイダー・アーティストといえるでしょう。

この春は、今まで足が向かわなかった小さな展覧会や正統派ではない美術展にもでかけてみませんか。未知のワクワク感に出会えるかもしれません。お勧めは、学生さんの卒業展。光を放つ前の原石を見つけることができるかも・・・。レンブラントや阿修羅像ばかりが芸術ではありませんよ~

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