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2011年8月20日 (土)

100000年後の安全

ずっと観たいと思いつつ見逃している映画があります。原発から生まれる放射性廃棄物の危険性について描かれたドキュメンタリー映画「100000年後の安全」です。

フィンランドでは世界初の高レベル放射性廃棄物の永久地層処分の建設が決定し、硬い岩盤を削って作られる地下都市のようなその巨大システムは、10万年間保持されるように設計されているそうです。そして廃棄物が一定量に達すると施設は封鎖され、二度と開けられることはない・・・しかし、誰がそれを保障できるのでしょう。

10万年とは、放射性廃棄物が生物にとって無害になるまでに要する年月です。なんと気の遠くなるような話でしょう。私たちは、10万年後にそこで生きる人たちに、この廃棄物の危険性を警告する方法があるのでしょうか。

現在までに発見されている文字体系で最古のもののひとつに、メソポタミアで誕生した楔形文字があります。これが紀元前3500年頃。そしてエジプトのヒエログリフが3000年頃。つまり、今から5500~5000年前の文字すら読むことができない現状で、それよりとてつもなく遠い10万年未来の人間に文字を使って危険を知らせることが容易でないことが分かります。

ピラミッドが何のために建てられたか分からないように、未来人もこの廃棄物処理施設を遺跡や墓と考え、財宝が隠された場所だと思う可能性は十分にあります。

多くの方に観て欲しい作品だと確信していますが、特に、放射能の半減期を持ちだしたり、人体に影響のない放射線量やそれを安全という方々に観ていただき、10万年後の安全についても考えていただきたいと強く望みます。

上映場所や時間がだいぶ限られてきましたが、8/28~9/3(火曜定休)まで、深谷市にある酒蔵の映画館「深谷シネマ」にて1日2回の上映があります。また渋谷のアップリンクでも上映中(~8/26まで予定)です。詳しくは下記のHPまで。

http://fukayacinema.jp/

http://www.uplink.co.jp/x/log/003949.php

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