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2011年5月27日 (金)

症状によってわかる精神状態

震災以来、どうもいろいろ考えてしまい、気もそぞろなのは私だけではないでしょう。しかし普段からボーっとしたところがあり、気を抜くと更に呆けてしまうので注意が必要なのは私だけでしょう(笑)。そんなボーっとした期間にも、世の中は変化し続け、気づいたら、ワクチン同時接種一時見合わせがひっそりと解禁になっていたり(※詳しくは3/10の記事を参照)、体外受精培養液に有害な化学物質(ポリ臭化ジフェニルエーテル・フタル酸エステル類)が含まれていることが厚生労働省研究班の検査で判明し、マウスの細胞実験では遺伝子の働きに影響を与えることが確かめられたりしています。

書きたい題材はあるものの時間が追いつかない状態でした。そこに39度の発熱です。始まりは悪寒、次いで発熱、大量のタン、最後に咳です。かつては発熱すると必ず頭痛や関節・腰の痛みも伴ったのですが、今回それらはありませんでした。

前回の記事にも書いたとおり、この数年、風邪すら引いたことがなく、「かかってたまには排泄したい」と思っていました。そう思う反面、高熱や感染症でセンターを休むことで、せっかく予約をいただいたクライアントさんに迷惑をかけたくない、講座をお休みしたくない、との思いが強かったのも事実です。これは症状を抑圧する薬と同じことをしていることになります。わかっちゃいるけど止められない・・・

状況を少し書くと、悪寒を感じアコナイトやファーランフォス、ジェルセミュームをとるも熱が上がり始め、5日間下がったり上がったりを繰り返しました。その間に濃厚な黄緑色の鼻水とタンが出続け、それを出し切ろうと朝は湿気た、午後は渇いた咳が出ました。食欲はなく、ただ冷たい飲み物をとると呼吸や咳が楽になりました。新鮮な空気が足りないと感じ、気付くと窓をよく開けていました。

そこでポースティーラを試しました。いつもなら、すぐにレメディーを変えたがるのですが、今回はなぜか症状が変化しても継続しました。発症から10日あまり、ようやく終息に向かっています。

この状態になぜポースティーラがよかったのか? もちろんもろもろの症状が合致していたこともあるでしょう。しかしそれよりも精神状態が合っていたのだと思います。実は体調が悪くなったのは、親の一大事の当日でした(個人情報にあたるので詳しくは書きませんが)。一人娘としては、「自分がしっかりせねば」と思う反面、荷が重いとも感じていました。とどのつまり私は親離れが出来ていない、ということに改めて気付いた次第です。

そして感情も症状も出しちゃ駄目と抑圧したものが、限界値を超えて出てきたのでしょう。お陰でまたひとつ体が軽くなったように感じています。

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2011年5月16日 (月)

NHK ETV-ネットワークでつくる放射能汚染地図

昨日NHK教育で放送された「ネットワークでつくる放射能汚染地図」をみました。放射能汚染地図とは被ばくによる人体影響と、今後の土壌汚染への対策のための基礎となるデータです。番組は放射能観測の第一人者、元理化学研究所の岡野眞治博士の協力のもと、元放射線医学研究所研究官、木村真三博士、京都大学、広島大学、長崎大学の放射線観測、放射線医学を専門とする科学者たちが、震災の3日後から独自に放射能の調査測定をし、汚染地図を作成する過程が描かれていました。観測チームは岡野博士が開発した計測器を自動車に搭載して、県内の道路を3000キロ走破。計測器はビデオで撮影した映像とともにGPS情報、放射線量、放射性核種のスペクトルを同時に記録できる世界唯一の機器であり、チェルノブイリ事故での計測により国際的な評価を得ているとのことで、信頼できる内容だと感じました。

汚染の深刻さは想像以上です。東電が津波に襲われた4時間後にはメルトダウン(炉心融解)していたことを認めたとの報道にも、「ああやっぱりね」程度のマヒした感覚には、ガツンと重い内容でした。

特に赤宇木地区の公民館に避難した数十人の家族や自宅に留まった住民には、飼い犬・猫のえさやりや牧場に出産を控えた馬がいるため遠くへ行けない事情がありました。しかし公式避難場所でないために公的な援助がないばかりか、撮影当時は赤宇木地区が高レベル汚染しているホットスポットであることが知らされていませんでした。木村氏ら観測チームによってそのことを知らされ愕然とした様子でした。高レベル汚染については、文科省は早い時期に把握していたのに、風評被害と混乱を理由に非公開にしていました!!なぜホットスポットに残された住民にだけでも知らせなかったのか??わけがわかりません。

大正時代から続く牧場は閉鎖され、養鶏場のにわとりが全滅、新芽の出た作物を廃棄する農家・・・。男性は財産である農地を離れ、家族とも離れて仕事を探さねばならない状況に涙しましました。

この他に、事故直後の戦慄の線量、子どもを襲う汚染校庭、隠された国のデータ・・と続きます。

ご覧になりたい方は、NHKオンデマンドで有料視聴が可能です。1時間半の番組ですが、内容はギュっと凝縮されています。みる価値アリです。

http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2011/0515.html

別の番組で、「海で生活させてもらってきたから津波があっても海は嫌いになれない。でも原発は憎い」と言った漁師がいました。原子炉建屋には大量の汚染水、そればかりか福島県内の学校プールでは、汚染水が田畑に流れ込む構造のため排水すらできずにいます。汚染水は田畑や海を汚し、その影響をまた漁師や農家が被ることになります。そしてそれを食べる人体にも影響が及びます。このような状況がいつまで続くのか・・・

私たちは「戦前戦後」と同様、「震災前」とは違った価値観、生活様式を模索し、「震災後」を生きねばなりません。そのためにもまずは原発をすべて停止することから始まるのだとあらためて思いました。

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2011年5月 8日 (日)

浜岡原発運転停止か

本日は浜岡原発のすべての原子炉の運転停止という見通しに、少し肩をなでおろしました。まだ中部電力は政府の停止要請受諾を決定したのではなく、臨時取締役会で決定されるのですっかり安心というわけにはいきませんが・・・。

政府には停止が決定されたら、次は廃炉へ向けての準備と新しいエネルギー政策を打ち出してほしいと願います。一度作ってしまった原発をなくすことは容易ではありませんが、30年以内にマグニチュード8程度(10万人の死者を出した関東大震災のさらに1.4倍の破壊力を持った大地震:広瀬隆著書「原子炉時限爆弾」より)の想定東海地震が発生する可能性が87%もある(文部科学省の地震調査研究推進本部調査)地域に原発が存在すること自体、理解に苦しみます。なぜなら地震は30年後ではなく、明日起こってもおかしくないのですから。

さきほどNHKスペシャル「巨大津波"あの日何が起きたのか"」に出演されていた東北大学の今村文彦教授(専門は津波工学)が、「今回の津波は想定というものを遥かに超えていた」とおっしゃる通り、自然の猛威をはかり知ることは難しいと考えます。だとすると、かつて体験したこともない津波やマグニチュード8を超える地震がいつ起こっても不思議はありません。一刻も早く、防潮堤や原子炉建屋の水密化工事、電源が失われた際の予備電源の二重三重の確保もしていただきたいです。

それと同時に、原発で働く人への健康被害について正しい説明や誠実な対応がなされるべきだと思います。昨日の「とくダネ!」で、内部被ばくの検査機(ホールボディカウンター)は順番待ち(東電会見での弁)とのことで、測定の機会が与えられていない作業員が取り上げられていました。東海村には使用されていないホールボディカウンターがあるにもかかわらずに。また原発手帳(放射線管理記録の手帳)を作業員本人が管理しておらず、この点においても弁護士の方は今後労災が認められない可能性があると述べていました。過酷で劣悪な環境についての報道は多々ありましたが、それだけではなかったようです。

こんな日本の状況を知らずか?、韓国の原発が稼働を始めるとの一報もあり、このところは一喜一憂の日々です。一人の人間にできることは小さく、無力感にさいなまれますが、それでも考えに考え、立ち止まるより行動に移していきたいと思う今日この頃です。

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2011年5月 1日 (日)

天災は止められへん。けど、原発は止められる

4/29付けで内閣官房参与の小佐古東大教授が辞任しました。その辞任理由の一つとして、文部科学省などが小学校などの校庭での活動を制限する目安を、1年間の放射線量の累積で20ミリシーベルトとしたことについて、

「これだけの被ばくをする人は、約8万4000人の原子力発電所の放射線業務従事者でも、極めて少なく、この数値を乳児、幼児、小学生らに求めるには、学問上の見地のみならず、ヒューマニズムからしても受け入れがたい」と述べ、批判しました。

これまで「原発安全神話」を築いてきた東大教授による内部告発ともいえるこの辞任劇については、「NHKかぶんブログ」にて辞任理由全文を読むことができます。非常に重要なのは、今回、政府の決定した20ミリシーベルトという数値を福島県の子どもたちに求める対応は人道的でないとまでおっしゃっている点です。

では、20ミリシーベルトとはどの程度のものなのか、「ただちに影響はない」というけど、少しずつ漏れ続けた10年後、20年後の健康被害はどうなのか? 気になる方は下記のサイト「天災は止められへん。けど、原発は止められる」を読んでみてください。大阪弁のオバちゃんが分かりやすく解説してくれています。個人的にはこの冊子をできるだけプリントアウトして町中に配りたい気持ちでいっぱいです。

http://stop-genpatsu.up.seesaa.net/image/stop-g.pdf

NHKかぶんブログ~小佐古教授の辞任理由全文はこちらです↓

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/80519.html

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