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2011年3月10日 (木)

ワクチン同時接種一時見合わせ

細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌ワクチン(プレベナー水性懸濁皮下注)やヒブワクチン(アクトヒブ)、DPT、BCGなどを同時接種した乳幼児の死亡が相次いでいる問題で、厚生労働省は肺炎球菌ワクチン・ヒブワクチンについて、因果関係の評価を実施するまでの間、念のため、接種を一時的に見合わせることを自治体や関係販売業者に連絡していました。

専門家などで構成する厚生労働省の調査検討会は8日、死亡した5人の症例について、「現段階ではワクチン接種と死亡の間に明確な因果関係は認められない」と結論ずけました。とはいえ、一時見合わせている接種の再開については、複数のワクチンを同時接種した場合の影響などに関する詳しい情報が必要として再開の判断を見送りました。この結論は2週間をめどに開催される検討会で決定されるそうです。

検討会では、各症例で先天性の心臓疾患や感染症、飲み込んだものによる窒息が疑われるケース、乳幼児突然死症候群の可能性も指摘されたとのことで、現段階では原因特定は難航しそうな気配です。

それにしても、なぜ3種が混合されているものに、さらに肺炎球菌やヒブワクチン(これでトータル5種類)を同時に接種したのでしょうか?

今年1月19日、日本小児科学会は、一人の子どもに複数種類のワクチンを同時に接種することを推奨する見解を発表しました。これまで日本では、1回1種類が原則でしたが、ワクチン接種への公的助成が広がる中、何度も医療機関に連れていく親の負担を軽減するとの判断があった・・・というよりは接種率アップが目的のように思えます。

以前にもMMRという3種混合ワクチン接種によって2000人が無菌性髄膜炎などの被害に遭いしました。これはおたふく風邪ワクチンの単独の接種実績から副作用が予見できたにもかかわず実施され、ワクチンメーカーは承認された製造方法を厳守せず、さらに国が重篤な副作用情報が明らかになった後も製造承認取り消しや販売中止・回収、接種中止の措置をとらなかったことが明らかになっています。

単独のワクチンでさえ副作用があるものを同時に5種類接種することは、危険性も増すと思います。そして5種類を同時に接種した場合の安全確認がされているわけでもないのです。ワクチンが100%安全と言いきれない、それを知ってもわが子に接種したいと考えますか? この機会にぜひご家族で考えていただきたい問題だと思います。

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