喪失感~記憶は永遠です
熱狂的なファンだったわけではないのですが、マイケル・ジャクソンの訃報を聞いて、喪失感を感じているのは私だけではないと思います。学生時代にLPレコードを聴き、MTVでビデオクリップを飽きるほど(でも飽きない)観て過ごした日々を懐かしく思い起こしました。スタジアムで行われるコンサートを初体験したのもマイケルでした。それまでコンサートは指定席が当たり前と思っていたのが、確かサッカー場で行われたコンサートは客席が芝のフィールドで、みな思い思いに座っていました(気分はウッドストック)。もちろん熱狂的なファンは最前列にかぶりつきで、友人と私はかなり後方でのんびりしていたのに、曲が流れるや次第に前進。ステージの規模はかつて見たことのない派手さで、後半上空にはUFOの演出もあり、大はしゃぎした記憶があります。
彼は声高に人種差別や平和活動をするというより、歌とパフォーマンスでその壁を軽々と乗り越え、世界に認められ、愛されたアーティストだと感じます。たぶん彼の存在なくして、黒人大統領は誕生しなかったとさえ思えます。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で現代から60年代にタイムスリップした主人公が、その頃俳優をしていたロナルド・レーガンが後に大統領になると話し失笑されたり、ダイナーで働く黒人に市長になることを勧めて、白人オーナーに鼻であしらわれた時代から半世紀、市長どころか大統領です。
まさしくThe King of Popであり、史上最も成功したエンターテイナー。後半生のスキャンダルもひっくるめて終始注目されるスーパー・スターを失ったといえます。このぽっかりと空いてしまった喪失感には、Ign.イグネシアがいいかもしれませんね。失恋のレメディーとして有名ですが、失うのは恋ばかりではありません。別離や死別に伴う感情にもよいので、機会があればお試し下さい。
ご冥福を祈ります。
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