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2009年4月13日 (月)

あなたも食べている遺伝子組み換え食品

食糧危機の問題解決策として、またバイオエタノール需要のために作付け比率が拡大されている遺伝子組み換え作物(GMO)ですが、実は安全性の確認はありません。農薬や食品添加物は動物実験をして、そのデータなどを基に安全性審査が行われますが、組み換え食物ではこのような実験はされていません。それどころか食品添加物の審査には慢性毒性の試験がありますが、これさえ行われていません。つまり長期的な研究が行われていないばかりか、基本的な毒性試験もないまま流通しているのです。

遺伝子を組み替えて構造を変えることは、人類史上かつてないことであり、今後予測不能な健康被害を起こす可能性があるのです。これまでに明らかになっているものに、アレルギー誘発物質があります。これはナッツ・アレルギーの人が、知らずに大豆に組み込まれたナッツの遺伝子に反応を起こし、大豆に対してもアレルギーを起こしたケースが知られています。また遺伝子組み換え食品が乳幼児に与える影響は非常に高いといわれており、英国王立協会は遺伝子組み換え食品内のアレルギー誘発物質に最も影響を受けやすいのは子供であると認めています。

「私は遺伝子組み換えでない、と表示されたものしか買わないから大丈夫」と考えている方もいると思いますが、ぜんぜん!大丈夫ではありません。たとえば遺伝子組み換え大豆を例に取ると、日本の大豆自給率は約5%(農林水産省HPより)足らずであり、ほとんどをアメリカからの輸入に頼っています。そのアメリカで生産される大豆の約8割が遺伝子組み換えです。大豆は日本の食卓に欠かせない豆腐や油・味噌・醤油、これらが使われる惣菜や加工品などの原料でもあります。大豆の利用範囲は広く、納豆・高野豆腐・マヨネーズ・マーガリン・豆乳・きなこ・ソーセージ・パン粉・ビスケットや油菓子など様々な食品に含まれています。但し表示義務がないのはこのうち醤油や油だけで、その他のものは表示義務があります。「じゃあ、やぱり大丈夫でしょ」と思われそうですが、複数の原材料を使う加工品の場合、使用量の上位3番目までで、かつ食品中に占める重量が5%以上のものだけを表示するればいいので、組み替え原料を使っていても使用順位が4番目以降なら、私たちは使用されていることを知ることが出来ないのです。また日本では意図せぬ混入を5%まで認めているため、「遺伝子組み換え不使用」と表示されていても全く0%というわけではないのです。

農林水産省が表示制度開始直後の2001年に行った調査では、5600あまりの表示義務食品から「組み換え使用」「組み換え不分別(非組み換えの作物をきちんと分けていないので混ざっているかどうか分からないもの←こんな項目があること自体いいかげんとしか思えませんが・・・)」と表示されたものは1つもなかった!! つまり日本国内では組み替え食品が流通していないという結果になっているのです。その後の農水省の調査で、遺伝子組み換えでないと表示された食品の3分の2程度の割合で組み換え原料が混入しているとされています。

このように甘すぎる基準やあってないような表示制度では、私たち消費者は安全な食品の選択ができないばかりか、衛生上の事故が発生しても生産履歴を辿ることすらできません。国は新しい技術を取り入れるとき、慎重すぎるくらい慎重に安全性に配慮するべきだと考えます。人体に悪影響があるかもしれない、ならば疑わしいものにはNOといい続けるべきだと思います。アスベストが安全と信じられて、その十数年後になってから被害に気づくのでは遅いのです。人体だけでなく、生態系への深刻な影響を及ぼす危険性があることも、私たちは知っておかねばならないと思います。

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