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2009年1月24日 (土)

体の内なる声

昨日美容室へ出かけた際、美容師さんから「テレビ朝日の報道ステーションでホメオパシーやってたよ」と言われました。残念ながらその放送は見ていなかったのですが、訊くところによるとガン治療に現代医学と併用して用いているとの内容だったようです。帰宅し、ネットで検索すると1/22放送の「報道ステーション・見放された患者と共に闘う 密着 ガン難民コーディネター」というコーナーに「ホメオパシー療法」の文字を見つけました。

しかしそこには、「植物や鉱物から採れる物質をごく微量患者に投与することで免疫の働きを活性化させる治療法」とあっさり解説されていました。う~ん、この説明だと微量の物質が作用を起こしている、と理解されてしまうのではないかと心配になります。これではホメオパシーの基本原理である超微量の法則に反しており、その時点でホメオパシーと呼べないのではないかと考えます。

物質社会で豊かな生活をしていると、有効成分は多ければ多いほど効果が高いとの誤った考えが常識であるかのような錯覚を感じることがあります。あなたも「ビタミンが野菜の100倍だから野菜より効率的」「コラーゲンが多いほどお肌が潤う」と信じ込んでいませんか? サプリメントに頼る状況を極端に「自分の体に信頼関係がもてない社会」と表現した方(青山大学・福岡伸一教授)がいらっしゃいますが、その通りだと思います。サプリメントの代表格ビタミン類は現代の日本の食生活で欠乏症になることはありませんし、もし不足すればビタミンが多く含まれた食品を食べたくなります。これは「身体の内なる声」ですが、それに耳を傾けなくなっている、もしくは声を発することができない身体になっていることの方が問題です。そして体調不良は何かが不足しているからだ、と考えてしまうわけです。

ホメオパシーを始めたばかりの方から「有効物質は微量には入っているんですよね?」と何度も尋ねられたことがあります。バイタル・キットのような例外はあるものの、物質分子は含まれない程高度に希釈してレメディーはつくられています。つまり物質の化学反応によって作用させるのではなく、バイタルフォースに気づきを与えるだけなのです。←これが科学的でないと言われる所以でしょうが、では高度に希釈したものの作用を研究した科学者がいるのでしょうか? この研究と臨床をホメオパシーの開祖であるハーネマン(医師)が行ったのです。そして物質分子が含まれていなくても作用することを発見したのです。化学反応の作用でないなら、自己治癒力(バイタルフォース)が発動したとしか考えられません。お陰で物質による副作用を心配する必要もありません。

ガンは一夜にして作られるものではありません。発覚するまでには、意識するまでもなく、日々バイタルフォースがオートマティックに細胞の修復を繰り返し、正常な状態を保ってくれています。しかし大きなストレスや命に係わる急性の病や怪我があると、エネルギーがそちらに取られてしまい、修復が間に合わないことがあるのではないでしょうか。また家系的に受け継いだ体質など、様々な要因によって形成されると考えられます。

ゆえにガンだと判明してからあわててホメオパシーを始めるのではなく、正しい食生活や睡眠・運動を心がけたうえで、身体の問題にもストレスマネジメントとしても、積極的に各キットを使って欲しいと思います。そしてもっと「身体の内なる声」を出せる身体、またその声を聞き入れることができるようになって欲しいです。症状を抑圧する、たとえば痛み止めで痛みを感じないようにする、下痢の時に下痢を止めてしまうことは、実は体に大きな負担をかけているのです。そして痛み止めや下痢止めは症状の本当の原因解決にはなりません。これは身体だでけでなく、感情を抑圧したりすることも同様です。身体は内なる危機を症状として知らせているのです。その声を止めてしまう対応は、声を出せない身体を作り上げてしまうと感じませんか?

※ちなみに福岡氏によると、「コラーゲンはダイレクトに吸収されると思われがちだが、実はたんぱく質なのでアミノ酸に分解されて身体に吸収されるので、食べたコラーゲンが細胞と細胞の間に到達することは生物学的にありえない。もしそうなるとアレルギー反応をおこし、重篤な症状が出る。実際にツヤツヤになったというひともいるでしょうが、プラセボ効果以外の何ものでもない」とのことでした。

※「超微量の法則」など分からない言葉がある方は、左の「バックナンバー」をクリックし、2006年3月~お読みいただくことをお勧めいたします。

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