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2009年1月14日 (水)

放射線照射食品をどう考えますか?

食品へ放射線を照射することがあると知ったのは、ホメオパシーを始めてすぐのころでした。私的にはかなり衝撃的でした。なぜそんなことをするのか? 理由は薬品での滅菌では有害物質が残留する可能性がありますが、ガンマ線(放射線・電磁波の一種)滅菌ではそれがないうえ、食品の状態を損なうことが少ないためだそうです。

アメリカでの歴史は古く、1900年頃にはX線照射された微生物が死滅することが知られており、1940年頃には照射することでじゃがいも(芽にはソラニンなどのアルカロイドの一種である毒がある)などの根菜類の発芽を防止できることが知られていました。芽が出ないじゃがいもは見栄えもよく、売る側、買う側双方に有益であり、基準値以下の照射であれば急性・慢性毒性、催奇性、発ガン性、遺伝子毒性全てにおいて人体に影響は見られなかったとの報告書(1988年原子力特定総合研究・1994年WHOによる)もあることから、世界の多くの国に認められた方法です。

しかし日本では、唯一の被爆国であり、多くの人が放射線に対する心理的な拒否反応が強いため、なかなか受け入れられませんでした。それでも照射により糖度が増す、消化がよくなるとのことで、1972年、保存中のじゃがいものみ照射することが認可されました。スーパーではジャガイモに放射線照射をしているかどうかの表記はありませんから、照射してないことを謳ったじゃがいもを購入することで安心していました。

にもかかわらず、今日の朝刊に小さな記事の見出し「ガンマ線照射か、回収」の文字を見つけてしまいました。フェアトレード商品を輸入販売する会社が、インドから輸入した香辛料2商品にガンマ線照射の可能性があるとのことで、商品の自主回収を発表したのです。食品衛生法は、安全性の評価が確立されていないとして、ジャガイモなど一部食品への照射以外禁止しているため、自主的に回収とのことですが、本当に照射されていない香辛料だけが売られているのでしょうか?

実は現在、国際的に最も照射されているのはじゃがいもではなく、香辛料と乾燥野菜なのです。アメリカをはじめ、カナダ、全EU加盟国、オーストラリア、ニュージーランド、中国、マレーシア、ベトナムなど46カ国で認可されています。日本の食品自給率は30%を切る状況と言われ、輸入に頼る食生活をしている私たちは100%安心できる香辛料を購入することができるのでしょうか。どこの家庭でも使う(とは限りませんが)香辛料なしで作るカレールーなんてありえないですよね。こうなったら日本の農業を応援し、自給率を上げていくしかないと思うのですが・・・たった今、私に出来るのは、放射線照射食品を何代にも亘って食べ続け、それでも健康を維持できているという人は現段階でいない、つまり私たちは身をもって安全なのかを試す人体実験段階にあるということをこの小さなブログで訴えていくことぐらいなのです。

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