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2008年1月30日 (水)

髪を染める前に知っておきたいこと

カミング・アウトと言う程のことではありませんが、実は現在白髪に近い状態で、20代前半からヘア・カラーをしています。しかし身近な人もそのことに気づかない(もしかしたら触れないだけかもしれませんが)場合があり、そんな時はこちらから「ヘナで染めているんだ~」とさらっとバラします。

今どきカラーなんて当たり前で、子供も犬でさえしている姿を見かけます。しかしその当時髪を染めることは、社会から逸脱した行為であり、反社会分子的な扱いを受けることを覚悟の上でアウトローの道を選択した者だけが、「不良」という称号で呼ばれたのでした。すでに社会人となっていたので、称号を頂くことはありませんでしたが、黒以外のカラーが今日のように受け入れられていなかったので、美容室では毎回「いつもの黒で・・・」とお願いしていました。そんな時に、ヘア・マニュキアがメニューに加わりました。しかしこれは髪の根元から染めることが出来ず、すぐ白髪が目立つようになりました。

そこに現れたのがヘナでした。現在のように美容室のメニューになく、自然食品店や生協・通販生活で購入して、自宅で染めねばなりませんでした。紅茶や卵を混ぜるとよいと聞けば試し、染織家が作った良いヘナがあると聞けば遠方まで買いにも出かけました。しかし初期のものは、色が単色(オレンジ)しかなく、それでも白髪の量が少なかったので、我慢できたのですが、年々量が多くなり、自分では染めにくい部分にまで出始めると、自力で染めることの限界を感じました。そうこうしている間に美容室にもヘナが登場し始め、喜んで染めに出かけました。

ここで注意したのが、ヘナは自然植物のみの染料であるという思い込み。実は、ヘナは色が浸透するために、通常のカラー剤よりも時間を要したので、天然のヘナに化学薬品が加えてある場合がほとんどなのです。また自然な黒や茶に染めることが出来ないため、カラー・バリエーションを増やすための化学薬品も使用されています。そこで美容室のお兄さんに、「使用するのは天然のヘナですか?」と聞くと、ニッコリ笑って「そうです」と答えてくれたので染めることにしました。染め上がりは上々、と言うかむしろキッチリ染まりすぎのように感じました。実は、質問の仕方が悪かったのです。使用されたのは、もちろん天然のヘナはヘナですが、そこにジアミン(パラフェニレンジアミン)が添加されていたのです。ジアミンは強い皮膚刺激があり、アレルギーを引き起こしたり、発ガン性の報告もある危険な薬品です。このことを知らずに使用した人が皮膚の炎症を起こすケースが年々増加しています。ほんの数%しか含まれていないとのことですが、世の中では経皮毒(皮膚から体内に侵入する毒)と言う言葉が聞かれるようになっていました。また天然ハーブのカラーもあるとのことでしたが、それにはジアミンだけでなく、パラアミノフェノール(発ガン・アレルギー・環境ホルモン性物質)、オルトアミノフェノール(硫酸塩:発ガン・アレルギー原因物質)、エデト酸塩(皮膚・粘膜・目を刺激し喘息や発疹のアレルギーを起こす)が添加されていました。

あちこちの美容室を訪れましたが、天然のヘナだけでは、夕焼けのようなオレンジ色にしか染まりません。すっかりヘア・カラー難民となった私が次に出会ったのが木藍を加えたヘナでした。人によってはグリーンに染まることもありますが、オレンジよりはましでした。

現在はオーガニック・ヘナに口に入れても安全なターメリック(ウコン)・アムラ(酸味の強い果物)などを加え、インディゴで2度染めするのがベストだと考えています。あなたの使用しているのは本当に天然ヘナですか?短時間で黒や茶色に綺麗に染まっていませんか?一度「このヘナはケミカル成分が入っていますか?」と尋ねることをオススメします。

※ヘナは誰にでも安全で、アレルギーを起こさないとは断言できません。必ずパッチテストをしてみて下さい。ただインドでは、祭事にヘナでタトゥーをする習慣があり、長い歴史の中で使われている自然素材であるとは言えます。

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