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2007年1月18日 (木)

【耳の痛み・耳だれ】

子供が中耳炎になりやすいのは、鼻と耳をつなぐ耳管が、大人は細くて長く、子供は太くて短く、しかもほぼ水平なため鼻水が耳に流れ込みやすいからです。風邪をひくと、体は細菌やウイルスを鼻水と一緒に排出しようとしますが、これが中耳に入ると急性中耳炎を起こし、耳の痛みや耳だれなどの症状を引き起こします。治療には抗生物質を数日間飲むのが一般的ですが、現在は抗生物質に抵抗力を持つ耐性菌が増え、中耳炎が治りにくくなっています。これは風邪や中耳炎などに安易に抗生物質が処方されてきた結果と言えます。治り難いからといって、抗生物質の量を増やしたり、長期間飲み続けることは、さらに耐性菌を増やすことになります。昨年、こうした状況に対処すべく、日本耳科学会が小児急性中耳炎の診療ガイドラインを作りました。この指針では、症状の程度を、軽度~重度の3段階に分け、軽度の場合は3日間は抗生物質を使わずに経過をみるとされています。耳の異常を感じたらすぐ摂ることができるホメオパシーのレメディーなら、この3日間にも症状に対応できる上、耐性菌を増やす心配もありません。レメディーは急性の症状に素早く作用し、繰り返し症状を起こすこともありません。36基本(ベーシック)キットの中から、症状に合うレメディーを見つけ、ファースト・エイドとしてお役立てください。ただし、耳の痛みに発熱・吐き気・難聴・耳の周りの腫れなどを伴なう場合は、早めにかかりつけのホメオパスに相談しましょう。また慢性的な耳の問題を持つ人は、そのような症状を出す傾向の体質である、または抗生物質などで症状を抑え込んだだけで完治していないとも考えられます。これから入園・入学で集団生活になると、子供たちは感染症にかかる機会がますます増えます。保育園児の耐性菌保有率は、それ以外の子より高いと言われており、かかりやすい上に治りにくいです。そうなる前にホメオパシーによる体質改善で元気な春を迎えましょう。

【耳の痛み・耳だれ】

Aconiteアコナイト     ・・・・・突然発症する耳痛や風邪のひき始めの耳痛。ショックや冷たい風にさらされたことで発症した時にも。

Belladonnaベラドーナ   ・・・・・ズキズキ脈打つ痛みで、耳や顔が赤く熱を持つ。発熱伴なう時にもよい。

Chamomillaカモミラ    ・・・・・痛みで機嫌が非常に悪く、泣き叫んだり、乱暴になる時。

Hep-sulphヘパソーファー・・・・・鋭い痛みが鼻や喉にも広がる耳痛。黄色い耳だれが流れる。

Pulsatillaポースティーラ ・・・・・風邪やインフルエンザから起こる耳炎で、特に子供の耳炎に有効。黄色い濃厚な耳だれが特徴。

Mercuriusマーキュリー ・・・・・薬害・歯の治療から起こる耳炎。飛行機の上昇・下降時の耳痛にもよい。

この他に、36キッズ・キット中のPyrogenパイロジェン(悪臭のある膿が出る時)、36バイタル・キット中の Ferr-Phosファーランフォス(炎症の初期に)、 Kali-murケーライミュア(白っぽい粘質の固まる耳だれに)などもよい。

本日、カテゴリーにレパトリーの■耳の問題を追加しました。必要に応じてお使いいただければ幸いです。

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2007年1月 5日 (金)

「病気にならない人は知っている」

R0010581 先日、新聞広告に↑このようなタイトルの本が掲載されていました。昨年11月に発売されてすぐに読み、友人に貸す予定になっている本です。実は巻末に参考文献として使用された「The Complee Homoeopathy Handbook」の著者ミランダ・カストロ女史が昨年来日した際、講義を受けていたので興味をもち購入しました。帯に書かれた「アメリカ人の健康感を変えたダイナマイト本、ついに日本上陸」という宣伝文にも惹かれたのですが、これはおおげさではなく、かなり衝撃的な内容だと思います。8年程前に「週間金曜日・買ってはいけない」を読んだときの驚きや医師がこんなタイトルの本を書いていいのだろうかと思った、安保徹著「薬をやめると病気は治る」などを読んだ時の感覚に似ています。しかし今回は以前に比べ、目新しいと感じる点は少なく思いました。これは我母校(ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー)が、世界各国から様々な流派を超え、またそれぞれに違った考えをもつホメオパシー講師や医師らによる講義で構成せれていることから、多くの講師たちによって既に語られており、私自身が知っている事柄が多いからだと思います。しかし一般の方に衝撃を与えることは間違いないと考えます。

ホメオパシー講演会に参加したことのある方やこのブログに理解を示してくださる方なら、ホメオパシーだけで健康が維持できるとは考えていないと思います。この本にも書かれているストレスや体内毒素の蓄積、薬害、質の低い食事や添加物摂取、水分不足、運動不足、電磁波の悪影響などが、少なからず肉体に影響を与え、たとえホメオパスの選択するレメディーで一旦よくなっても、以前と同様の生活ではまた同じ症状を繰り返すだろうことが予見できますね。本書にはかなり多岐にわたり生活改善せねばならないように書かれていますが、個人的にはおおむね賛同できる内容です。著者ケヴィン・トルドーの言うように、やれること1つから日常に取り入れ、それが出来たらもう1つ増やせればよいのではないでしょうか。

著者は前もって、自分は医師でも自然治療家(もちろんホメオパスを含む)でもなく、書かれていることは全て自分の見解であると断わっています。若くして不治の病と診断され、それを完治させようと考えたのがきっかけで、本書の情報収集のために全米50州と世界各地を旅し、この20年間で、健康や医療に携わる数千人の専門家の話をじかに見聞きした結果導き出された大胆な結論なのです。しかしここで驚くのは、彼が素人であるにもかかわらず、導き出された結論は、各国のホメオパシー講師の語ることと多くの点で類似することです。戸惑う方もいるかもしれませんが、読む価値はおおいにあると思います。

ちょうど日本出版と時を同じくして、本書にも記述があるトランス脂肪酸について、ニューヨークでは市内のレストランやファストフード店での使用を原則的に禁止することが、全米で初めて決定しました。トランス脂肪酸とは、マーガリンやショートニングなどの加工油脂やフライドポテトなどの揚げ物に含まれるもので、常温で液体の油脂をラードのように固めるために水素添加という化学処理をしたものです。かなり以前から心臓病などのリスクを高めるとして問題視されていますが、日本では摂取量が少ないとの理由からか、マスコミで取り上げられることはあまりありませんでした。既にヨーロッパでは使用規制・含有率の表示義務が実施されており、アジア圏では韓国が表示義務を明言しました。日本は遅れを取っているわけですが、今後巻き返しが起こることを切に希望しています。食品には健康を阻害する物質が入っている可能性があることを知り、賢い買い物術を身につけることなどで、病気にならない人を目指しましょう!

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2007年1月 1日 (月)

わが家の防災対策

あけましておめでとうございます。

1年経つのが年々加速し、「あっと言う間」を通り越して、「あっと言う間もなく」「あっと言う前に」ぐらいの速度に感じられます。昨年3月に始めたこのブログも予定をかなり遅れていて、早く「■子供の病気」などのレパートリー(カテゴリー)を増やして欲しいとの要望がありました。またアクセス解析を見ると、最近はより具体的な症状やレメディー名で検索している方も多くなっていることが分ります。今後も出来るだけ早い最新情報の掲載、レパートリーやマテリア・メディカの充実に努め、ホメオパシー実践者の役立つブロクにしてゆきたいと考えております。未熟者ではありますが、今年もよろしくお願いします。

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前回、災害被害時にはレメディー・キットを持って行きましょうとお勧めしました。しかし大切なのは災害時に命を落としたり、怪我をしないように日頃から防災を心がけることではないでしょうか。日本で災害と言えば、世界一多いと言われる地震が思い浮かびます。私が防災を意識したのも、やはり阪神・淡路大震災の時です。ちょうど入院していたということもあり、思うように動けない今、関東で同レベルの地震が起こったら・・・と考えたことと、神戸にいる友人から震災の様子を聞いたことがきっかけになりました。聞いた話では、グランドピアノが飛び跳ねて迫ってきたり、テレビや電子レンジが人に向かって飛んできたそうです。また約8割以上の人が地震発生直後に、家屋の倒壊や家具の下敷きとなって圧死したというデータにも驚きました。そこで引越しを機に、ガラス窓の付いた食器棚は処分し、ガラス窓のないホーロー製で、振動によって耐震ラッチが働き扉が開かなくなるもの(写真左)に買い替えました。ダイニングテーブルはシェルターに変身するつかまりん棒(㈱ムネオSSX)という補強具を取り付けました(写真中央)。これはウェブサイトでも購入可能で、従来のテーブルの中央に取り付けるだけで、1.5t程度から6t、これは車約5台分の重圧に耐えられる空間に強化することになります。テーブルを強化するだけなく、床に固定(床に穴はあけませんので、賃貸住宅でも取り付けられます)するので、取り付けた脚に摑まることでテーブルの外に体が出て落下物で怪我をするということがありません。(大地震時はテーブルがあちこちに移動して、四隅のテーブルの脚に摑まっていても投げ出されてしまうそうです)耐震住宅にするのは容易なことではありませんが、15000円程度でシェルターが手に入るなら安いですよね。他にも、家具と天井の間に転倒防止の突っ張り固定ポールを取り付ける(写真右)、非常持ち出しバッグの用意、非常食・水の確保、携帯トイレなどの用意をしています。しかし十分な備えが出来ているわけではないので、今後も少しずつ対策や準備をしつつ、今年は救命救急講習会にも参加しようと考えています。どんな災害も避けることはできませんが、被害を最小限にとどめる努力は出来ると思います。みなさんも家族が揃うこのお正月、防災について考えてみてはいかがでしょう。

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