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2006年12月 8日 (金)

【咳】

咳は、ホメオパシーでも現代医学でも厄介な症状といえると思います。なぜならホメオパシーで言う慢性の咳の症状は、患者の家系的な肺疾患、または肺機能の弱さ、体質的・性格的・後天的な生活習慣による肺疾患への罹りやすさなどを考慮しなければならないだけでなく、症状に対応する際も、原因・きっかけ、咳の質(乾いているのか、湿っているのか、金属のような高い音なのか、短い絶え間ないものなのかなど)、同時にどのようなことがあるか(痰が絡んで吐きそうになるのか、咳の間に窒息感やめまい・頭痛・衰弱感を伴なうのか、喉が渇くのかなど)、他にも悪化する気候や時間帯、どうすれば好転するのかなど、様々な観点からレメディーを絞り込まねばなりません。私も家族も、特に家系的な問題はないのに(但し、昔に比べ大気汚染などの影響は考えられるものの、アスベスト被害や幹線道路沿いに住む・喫煙などはしていない)喘息を発症し、多くの薬品、たとえば鎮咳薬の臭化水素酸デキストロメトルファン(製品名ではなく、一般名と呼ばれる薬の成分名。以下同様)やリン酸コデイン・去痰剤のカルボシステインや塩酸アンブロキソール・気管支拡張剤のテオフェリンや硫酸サルブタモール・抗アレルギー剤のクロモグリク酸ナトリウムなどを長期に使用したにもかかわらず、喘息が治癒するどころか悪化していった体験からも、いかに難しい症状なのかがわかります。後々分ったことですが、上記の中には昨今起こった殺人未遂事件に使用された薬品や中枢神経に働く麻薬性の薬品も含まれています。私自身は、これらの薬品によって薬のアレルギーを引き起こし、結果的にはホメオパシーに出会うことになるので、これは通らねばならない道だったのだと考えています。そして現在は、咳の原因を自分の外側に探すのではなく、私自身の内にあったのだと理解するに至っています。それにしても家族の、特に子供の咳は、聞くに堪え難いものがあります。いくら肺や気管支の異物を取り除くための賢い反応と分っていても、一刻も早く止めてあげたいというのが親心でしょう。慢性化してしまった気管支炎や喘息はホメオパスでなければ対応が難しいのですが、急性の風邪症状のひとつとしての咳であれば、36基本(ベーシック)キットで対応することができます。レメディーを摂って症状に変化がみられたら、新しい症状に従ったレメディーを再度検討しましょう。

【咳】

Aconiteアコナイト     ・・・・・冷たく乾燥した風にさらされた後に突然始まる咳。乾いた咳で、喉が渇く場合に。

Ant-tartアントタート    ・・・・・粘着性の痰を伴なう咳で、溜まった痰が咳をしても出てこない。胸の雑音と息切れが特徴。老人の痰を伴なう咳にもよい。

Arsenicumアーセニカム ・・・・・慢性的な傾向があり、同じ時間帯、特に夜間や季節的に繰り返す咳。不安から起こり、暖かさや温かい飲物を欲求する。

Bryonaブライオニア        ・・・・・胸や喉の痛み・頭痛を伴なう乾いた咳。極度の喉の渇きは、水を飲んでも緩和されず、体も乾燥する時に。

Carbo-veg.カーボベジ  ・・・・・絶え間ない咳のため、酸欠で息苦しい時に。

Droseraドロセラ       ・・・・・激しく吠えるような深い咳で、夜と横になることで悪化する時に。嘔吐・喉のイガイガした感じ・声のかれを伴なうこともある。

Hep-suiphヘパソーファー・・・・・喉の痛みや声がれを伴なう咳。黄色の痰が絡み、なかなか切れない。

Ipecacイペカック      ・・・・・発作的な咳が止まらず、吐き気や嘔吐を伴なう。痰に血が混じることもある。

Pulsatillaポースティーラ  ・・・・・湿気た・乾いた状態に変化する、または交互に現れる咳。喉の渇きはなく、多量の黄色の痰がある風邪の終息期に。

咳の症状には、TSシリーズTS-19(咳/風邪/胸部疾患)も症状をサポートするので併用されるとよいと思います。

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