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2006年3月23日 (木)

自然治癒力の働き

これまでに、何度も急性症状という言葉を使ってきましたが、ホメオパシーでは、この急性病と慢性病のどちらかしかないと考えています。それゆえ病名は必要ありません。どんな症状を呈しているかが、選択したレメディーと合致すればよいだけです。

急性病とは、大げさに表現すると、生死の選択を迫られる状態、つまり重篤になっていくか、完治の方向へすすむかどちらかしかない病気です。これは、バイタルフォースの滞りが急激に発生したことを表しています。

たとえば、旅先で夕食後に嘔吐・下痢をした。この急性病に対する症状は、自己の自然治癒力が働き、体内に入った有毒物を外へ出そうとしていることを示しています。自分自身で治ろうとするからこそ、嘔吐や下痢をするのです。そうしなければ、体内の毒のために命を落とすかもしれません。

このように急性病は、突然に激しく発症するため、すぐにそれと判ります。この場合、レメディーはすばやく作用する状態であり、悪化することはありません。ただし、レメディーを摂ることで、さらに嘔吐・下痢が激しくなり、汗や尿量が増加することがあります。「矛盾してる上に、それって悪くなってるんじゃない!」と思われるかもしれませんが、体は一刻も早く排泄し、全てを出し切りたいのです。レメディーはその自然治癒力を後押しし、いち早く治癒へ導こうとしているだけです。治癒するためには、この症状に対して責任を取らねばなりません。悪化しているように見える状況が、実は治癒の過程に過ぎないこともあるのです。微熱が数日続き、レメディーを摂ることで39度の高熱が出たとしても、それはその症状の治癒には39度の熱が必要であり、自然治癒力が働きだしたと考えられるのです。(症状が変化したら、その都度レメディーの検討をしましょう)レメディーを使用する人は、この高熱を乗り越えてこそ、本当の治癒へ向かうことと、悪化と見える症状の変化が治癒の過程で起こる症状の排出(好転反応といいます)であることを理解しなくてはなりません。

一方慢性病は、生死にかかわるような激しさのない症状が長く継続する、または、同じ症状を繰り返す状態をいいます。

たとえば、めまい・偏頭痛・肩こり・花粉症・喘息・高血圧はもちろん、精神的な病や慢性的な疲れやすさなども、ホメオパシーにおける慢性病です。これは、バイタルフォースの滞りが定着している状態といえます。慢性病の発症には、急性病が起因しており、その症状を何らかの形で抑圧したと考えられます。抑圧するものは、症状を抑える薬品だけでなく、我慢という精神的な抑圧も含まれます。

この慢性病に対してレメディーを用いると、一時的に好転反応が起こったり、本当には完治していなかった以前の症状が戻ってくることがあります。これは肉体的な症状のみならず、長期間溜め込んでいた感情などが噴出すこともあります。もちろん、誰もにこの反応が起こるわけではありませんし、また生じ方についても様々です。体は間違ったことはしませんし、レメディー自体が体や精神に悪い影響を与えることはありません。(これは、わたしが使用してきた期間において1度も悪い影響を感じたことはありませんので、きっぱり言い切れます。ただし、今後そのようなことがあれば、正直にありのままをこのブロクに投稿しようと思います)しかし、自然治癒力が発動されると、体は体内に抑圧されたものを、なんとか排出しようと、排出しやすい形の鼻水や汗などの分泌物や排泄物によって出そうとします。これはある意味、慢性病を完治へ導くチャンスです。長期間抑圧したことで、自己のバイタルフォースでは追い出すことができないほど、すっかり定着した慢性病には、応急キットの36種類では十分対応できません。このような時は、ホメオパス*にご相談ください。出生時から現在までのあなたの病歴や体質・生活習慣・精神状態などを分析し、数千種類からあなたの症状にあうレメディーとポーテンシーを慎重に選択してもらえます。

自然治癒力の働きについては、次回の「治癒の方向性」を読むことで、さらに理解が深まり、今後のホメオパシー実践における大きな助けになると思います。お楽しみに~

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