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2006年3月26日 (日)

治癒の方向性

ホメオパスによって処方されたレメディーを摂ると、どのように慢性病に作用するのでしょう。ホメオパシーには、「へリングの法則」という治癒の方向性を示す考え方があります。この法則は、ハーネマンに師事した米国人医師コンスタンチン・ヘリング(1800~1880年)から名づけられました。ヘリングは、レメディーによって自然治癒力が働き始めると、病気が一定の方向性をもって治癒に向かうという考え方を確立、法則化しました。ヘリングの法則には、下記の5つの治癒の方向性があると示されています。

①上から下へ

この場合の下とは、四つん這いの状態で、両手足が地に着いている部分を指しています。たとえば、胸のあたりにあった発疹が足に移動することだけでなく、(立った状態で同じぐらいの高さに位置する)上腕に移動することも「上から下へ」に含まれます。自然治癒力が体の末端である手足に体毒を集め、押し出そうと働いていると考えられます。

②体内から体外へ

たとえば、腎臓機能の低下からむくみがあったが、それがよくなると同時に、皮膚が痒くなり始めた。この場合、手の届かない体内(腎臓)から、皮膚という手の届く表面に排出が始まったことを示しています。

③心から体へ

精神的疾患のある人が、風邪をひいたりするするのは、目に見えない心の病が、目に見て取れる体の病へ移行していることになります。これは、より治療しやすい方向に向かっており、かたくなな心が解きほぐされつつあると考えられます。

④重要な器官から、より重要でない器官へ

肺の痛みと咳がよくなったら、喉の腫れと痰が増えた。この場合、重要な肺からより重要でない喉へ治癒をすすめ、痰によって体外へ押し出そうとしていると考えられます。

⑤病気が重くなっていった時と逆の過程へ(逆順序の法則)

これは、以前罹っていた症状が戻ってくるとも言い代えられます。たとえば、喘息がよくなると同時に、子供の頃のアトピーが戻ってきたりする場合です。現在の病気を克服すると、過去の抑圧した病気が現れる(こっちも治してよ~ってことでしょうか?)ことがあります。

ヘリングの法則通りに症状が動き出したら、それは自然治癒力が働き始めたサインだと考えてください。症状が変化したからといって、あわてる必要はありません。ただ、自らの治癒力が自己を治し始めているということです。

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