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2006年3月29日 (水)

レメディーはいつ摂るのか?

先日、久しぶりに一般の方(ホメオパスやRAH*の学生以外の人)向けの講演会に参加してきました。そこで、「○○(ティッシュソルト)セット(左写真)に朝・昼・夜の1日3回とありますが、朝というのは、いつ摂ればよいのでしょう?」という質問がありました。

そのとき私は、ちょっとした衝撃を感じました。病院で処方される薬に慣れた現代人は、レメディーも薬と同様に食前・食後・食間に摂るべきかを悩んでしまうことに。レメディーを摂り始めて数年が経つと、そういった当たり前の常識が薄れてしまい、改めて考えたことがなかったというか、ものすごーくいいかげんに摂っていたので、長いこと服用時間を気にする必要がないという利点について忘れていました。また迂闊にも自分が始めてレメディーのセットを手にした時、同じように悩んだことも忘れていました。

そこで、今回は「レメディーはいつ摂るのか?」ですが、もちろん今まで説明してきた「家庭用キット」は、症状が現れた際に適宜摂ります。しかし、質問にあったセットものは、1剤に数種類のレメディーをコンビネーションしたもので、レメディー選びに自信がない、忙しくて選ぶ余裕がない、または健康維持のためにサプリメント的に使用したいなどの要望から開発されたものです。「○○セット」は人体に必要なティッシュソルト(後日説明します)や必須微量元素を効率よく摂れるように、1剤に12種類のレメディーをコンビネーションしたもの(1容器に約100粒入)を3本1箱にしたもにです。つまり、1日3回で36種類のレメディーが摂取できます。この外箱には、朝・昼・夜に決められたものを1回1粒と書かれています。

しかし、レメディーは薬ではないので、「胃に負担がかかる」という心配がなく、「食後に摂りましょう」という指示はありません。ですから、朝とあれば、起床後すぐでも、食前でも、食後でもOKです。基本的には、レメディーを摂る20分前後には何も口に入れないことがベストなのかもしれませんが、それで効果がなくなるということはありません。だからといって、食事といっしょに口に入れたり、1日分(3種類)をいちどに摂ることは避けましょう。

私は1日3回を、午前・午後・夜間と考え、朝の分は午前中に摂ればよいというふうに時間の設定を緩やかに決めています。何が何でも朝飲まねば、と思うと長続きしないと思います。またこれは多くの学生がやっている裏ワザ(?)ですが、出かける前に500ml入ペットボトルの常温のミネラルウォーターに、「○○セット」の1日分3粒を入れて、外出先でチビチビ1日かけて飲む方法です(飲む前に、ボトルを上下に強く振ってから飲みましょう)。これなら、時間を気にする必要もないし、飲み忘れることもないですよね。粒で摂る場合も、飲み忘れを気にする必要はなく、思い出したときに摂ればよいし、次の服用時間と接近しても大丈夫です。大切なのは、面倒に思わず、続けることだと思います。

ただ、ひとつ気をつけたいのは、コーヒーや香の強いもの(ミントやそれが含まれる歯磨き粉等)は、レメディーに影響を与えるといわれているので、服用中は極力控えるか、服用20分前後は避けるようにしたほうがよいでしょう。

※今回よりよくある質問をまとめた「Q&A」を、カテゴリーに追加しました。

※日本ホメオパシー医学協会より、ホメオパスが特定のレメディー販売会社の商品名を掲載することは避けるようにとの指導がありましたので、商品名は削除いたしました。

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2006年3月26日 (日)

治癒の方向性

ホメオパスによって処方されたレメディーを摂ると、どのように慢性病に作用するのでしょう。ホメオパシーには、「へリングの法則」という治癒の方向性を示す考え方があります。この法則は、ハーネマンに師事した米国人医師コンスタンチン・ヘリング(1800~1880年)から名づけられました。ヘリングは、レメディーによって自然治癒力が働き始めると、病気が一定の方向性をもって治癒に向かうという考え方を確立、法則化しました。ヘリングの法則には、下記の5つの治癒の方向性があると示されています。

①上から下へ

この場合の下とは、四つん這いの状態で、両手足が地に着いている部分を指しています。たとえば、胸のあたりにあった発疹が足に移動することだけでなく、(立った状態で同じぐらいの高さに位置する)上腕に移動することも「上から下へ」に含まれます。自然治癒力が体の末端である手足に体毒を集め、押し出そうと働いていると考えられます。

②体内から体外へ

たとえば、腎臓機能の低下からむくみがあったが、それがよくなると同時に、皮膚が痒くなり始めた。この場合、手の届かない体内(腎臓)から、皮膚という手の届く表面に排出が始まったことを示しています。

③心から体へ

精神的疾患のある人が、風邪をひいたりするするのは、目に見えない心の病が、目に見て取れる体の病へ移行していることになります。これは、より治療しやすい方向に向かっており、かたくなな心が解きほぐされつつあると考えられます。

④重要な器官から、より重要でない器官へ

肺の痛みと咳がよくなったら、喉の腫れと痰が増えた。この場合、重要な肺からより重要でない喉へ治癒をすすめ、痰によって体外へ押し出そうとしていると考えられます。

⑤病気が重くなっていった時と逆の過程へ(逆順序の法則)

これは、以前罹っていた症状が戻ってくるとも言い代えられます。たとえば、喘息がよくなると同時に、子供の頃のアトピーが戻ってきたりする場合です。現在の病気を克服すると、過去の抑圧した病気が現れる(こっちも治してよ~ってことでしょうか?)ことがあります。

ヘリングの法則通りに症状が動き出したら、それは自然治癒力が働き始めたサインだと考えてください。症状が変化したからといって、あわてる必要はありません。ただ、自らの治癒力が自己を治し始めているということです。

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2006年3月23日 (木)

自然治癒力の働き

これまでに、何度も急性症状という言葉を使ってきましたが、ホメオパシーでは、この急性病と慢性病のどちらかしかないと考えています。それゆえ病名は必要ありません。どんな症状を呈しているかが、選択したレメディーと合致すればよいだけです。

急性病とは、大げさに表現すると、生死の選択を迫られる状態、つまり重篤になっていくか、完治の方向へすすむかどちらかしかない病気です。これは、バイタルフォースの滞りが急激に発生したことを表しています。

たとえば、旅先で夕食後に嘔吐・下痢をした。この急性病に対する症状は、自己の自然治癒力が働き、体内に入った有毒物を外へ出そうとしていることを示しています。自分自身で治ろうとするからこそ、嘔吐や下痢をするのです。そうしなければ、体内の毒のために命を落とすかもしれません。

このように急性病は、突然に激しく発症するため、すぐにそれと判ります。この場合、レメディーはすばやく作用する状態であり、悪化することはありません。ただし、レメディーを摂ることで、さらに嘔吐・下痢が激しくなり、汗や尿量が増加することがあります。「矛盾してる上に、それって悪くなってるんじゃない!」と思われるかもしれませんが、体は一刻も早く排泄し、全てを出し切りたいのです。レメディーはその自然治癒力を後押しし、いち早く治癒へ導こうとしているだけです。治癒するためには、この症状に対して責任を取らねばなりません。悪化しているように見える状況が、実は治癒の過程に過ぎないこともあるのです。微熱が数日続き、レメディーを摂ることで39度の高熱が出たとしても、それはその症状の治癒には39度の熱が必要であり、自然治癒力が働きだしたと考えられるのです。(症状が変化したら、その都度レメディーの検討をしましょう)レメディーを使用する人は、この高熱を乗り越えてこそ、本当の治癒へ向かうことと、悪化と見える症状の変化が治癒の過程で起こる症状の排出(好転反応といいます)であることを理解しなくてはなりません。

一方慢性病は、生死にかかわるような激しさのない症状が長く継続する、または、同じ症状を繰り返す状態をいいます。

たとえば、めまい・偏頭痛・肩こり・花粉症・喘息・高血圧はもちろん、精神的な病や慢性的な疲れやすさなども、ホメオパシーにおける慢性病です。これは、バイタルフォースの滞りが定着している状態といえます。慢性病の発症には、急性病が起因しており、その症状を何らかの形で抑圧したと考えられます。抑圧するものは、症状を抑える薬品だけでなく、我慢という精神的な抑圧も含まれます。

この慢性病に対してレメディーを用いると、一時的に好転反応が起こったり、本当には完治していなかった以前の症状が戻ってくることがあります。これは肉体的な症状のみならず、長期間溜め込んでいた感情などが噴出すこともあります。もちろん、誰もにこの反応が起こるわけではありませんし、また生じ方についても様々です。体は間違ったことはしませんし、レメディー自体が体や精神に悪い影響を与えることはありません。(これは、わたしが使用してきた期間において1度も悪い影響を感じたことはありませんので、きっぱり言い切れます。ただし、今後そのようなことがあれば、正直にありのままをこのブロクに投稿しようと思います)しかし、自然治癒力が発動されると、体は体内に抑圧されたものを、なんとか排出しようと、排出しやすい形の鼻水や汗などの分泌物や排泄物によって出そうとします。これはある意味、慢性病を完治へ導くチャンスです。長期間抑圧したことで、自己のバイタルフォースでは追い出すことができないほど、すっかり定着した慢性病には、応急キットの36種類では十分対応できません。このような時は、ホメオパス*にご相談ください。出生時から現在までのあなたの病歴や体質・生活習慣・精神状態などを分析し、数千種類からあなたの症状にあうレメディーとポーテンシーを慎重に選択してもらえます。

自然治癒力の働きについては、次回の「治癒の方向性」を読むことで、さらに理解が深まり、今後のホメオパシー実践における大きな助けになると思います。お楽しみに~

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2006年3月21日 (火)

レメディーの使用方法

P1000088 「いつになったらセルフケアできるようになるんだー」とお叱りを受けそうなので、実践的に必要なレパートリー*やマテリア・メディカ*などについても平行してお話しようと思います。(*印の言葉の意味についてはカテゴリーの用語集を確認してください)今後、このブログで様々な急性症状からレメディーを探せるようなレパートリーを作り上げていきたいと考えていますが、ある程度の形になるまでには、まだまだ時間がかかると思われます。どうか気長に見守ってください!!

このブログで使用するレメディーは、36基本(ベーシック)キット*中の36種類が中心になります。レパートリーで「これだ!」というものを見つけ出したら、マテリア・メディカ(左上写真:初心者におススメの一冊『ホメオパシーin Japan』*にレパートリーとともに載っています)で自分にあっているかを確認したうえで決定するとよいと思います。(もし、お手元にこの本がある方は、各マテリア・メディカに記述された特徴が3つぐらいあうもの、悪化・好転の条件があうかどうかを確認することで、より最同種のものを選択できると思います)ただし、ここでは急性の症状のみに用いることを前提にしていますので、レパートリーから類似したものを選択するだけでもよいと思います。あまり、考えすぎずに決定することもコツだと思いますよ。

次に、投与量や回数に関して、ホメオパシーのレメディーをアロパシーの薬のように決めることは難しいです。なぜなら、個々の患者に、またその変化する症状にあわせなければならいからです。抗生物質のように、「必ず5日間摂ってください」と指示をすることはありません。たとえホメオパスが処方したもので3日間と指示をされても、1粒で症状に変化がみられた場合は、それ以後のレメディーを中止し、ホメオパスの指示を仰ぐのが賢明です。下記に、投与量の目安をまとめましたが、自分や家族に適合した処方や投与量・回数は、経験を積むことで身につける必要があります。この経験は、やがて判断力や自信となり、自己の健康は自分で守るというホメオパシー治療における財産となるでしょう。

症状に適合するレメディーを見つけたら、いよいよ投与開始です。効果はほんの数分~15分程度で現れるでしょう。改善がみられたら、レメディーの使用を中止して経過を観察し、ふたたび症状が戻るなら再使用(繰り返し投与することをリピートといいます)をします。選択したレメディーで効果がなかった場合には、選び直して使用します。

レメディーは副作用がないため、もし症状に適さないものを摂っても害にはなりません。ただ、まれに敏感な人が一時的にプルービング(2006/3/19付「レメディーとポーテンシー」を参照ください)の症状起こす場合があります。この場合は、レメディーの使用をやめれば、症状は消えてしまいます。身近な病気である風邪などでも、完全に症状がなくなるまでには数種類のレメディーが必要でしょう。

下記はレメディーのリピートする際の参考例です。これは、あくまでも目安ですので、症状の変化や状況を観察し、柔軟に対応するようにしてください。

※おことわり:

このブログは、36基本(ベーシック)キットの使用に関して、役立つ情報の投稿を目的としています。無理な自己治療を勧めるものではありませんので、気になる症状のある方はホメオパスに相談するか、専門機関での検査・治療をお勧めします。

■一刻を争う急性の症状

例:大怪我で救急車を待っている間にも、多量に出血している・パニックを起こしている・失神や酸欠状態の場合

→1~5分おきにリピート(Arnicaアーニカ・Aconiteアコナイト・Carbo-vegカーボベジなど)

■突発的な急性症状

例:突然の激しい腹痛や嘔吐、下痢の場合

→10~30分おきに、ある程度落ち着くまでリピート(Arsenicumアーセニカムなど)

■突然の急性症状

例:耳が痛いと言って、子供が泣く場合

→30分~1時間おきに、落ち着くまでリピート(Pulstillaポースティーラ・Chamomilaカモミラ・Hepar-sulphヘパソーファーなど)。その後、耳の炎症が治るまで必要なら1日2回ほど摂る。

■通常の急性症状

例:急に寒くなったので風邪をひいた場合

→1日に2~3回、症状に変化があれば、その症状にあったレメディーを選び直してリピート。改善したら中止する。(初期の風邪にAconiteアコナイト、その後高熱がでたらBelladonnaベラドーナなど、臨機応変に)

■慢性的な症状

例:もともと便秘がちで、この数日間排便がない場合

→1日1粒で5~10日間リピート(Bryoniaブライオニア・Silicaシリカなど)。これは目安にすぎず、私は「どうしても今だしたい(笑)」と思ったら、3回ぐらいリピートすることもあります。是非みなさんも、自身にあった処方を見つけてくださいね。

※慢性的な症状が治癒する場合、一旦症状の悪化が生じること(好転反応といいます)があり、新しい症状にあったレメディーを再検討する必要があります。(好転反応については、次回お話します。また使用に際して、よくある質問を、今後「Q&A]というカテゴリーにまとめますので参考にしてください。

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2006年3月20日 (月)

ホメオパシーとアロパシー

ホメオパシーを実践する人たちは、現代医療の主流である西洋医学のことをアロパシーと呼んで、ホメオパシーと区別しています。アロパシーは、日本語で対症療法(逆療法)といい、熱には解熱剤、痛みには鎮痛剤、細菌には抗生物質というように、症状とは逆の作用をする薬を使って症状を抑制する治療です。それに対してホメオパシーは、同種の法則にも基づき、症状と同じ方向性を持つレメディーを使います。

ホメオパシーのレメディーとアロパシーの薬では、その性質に違いがあるのと同様に、処方の仕方にも大きな違いがあります。たとえば頭痛という症状に、アロパシーではたいていどの患者にも鎮痛剤が処方されます。一方ホメオパシーでは、症状だけをみるのではなく、その人全体の心と体に注目し、頭痛という症状がなぜ始まったのかを解明した上でレメディーを選択するため、1人1人選択されるレメディーが違うこともあります。

症状を抑えてくれるアロパシーが発達することで、私たちはなぜそうなったのかを考えたり、その原因を解決しなくても、鎮痛剤で痛みを止めることができるようになりました。しかしそれでは、痛みの本当の原因、つまり病気を治したことにはならないのです。もしそれが、大きな悲しみから始まった痛みであるなら、その悲しみを乗り越えねばなりません。薬でただ回避するのでは、原因の解決=病気の治癒には至りません。私たちは症状に対して責任を取れねばなりません。問題は、私たちの内にあるのです。自分で責任を取る方向から逃れたり、外側に原因を見出そうとしている限り、病の完治は望めないと考えます。

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2006年3月19日 (日)

レメディーとポーテンシー

やっと、画像を取り込むことができました!これが、36種類のレメディーが入ったキットです。キットには、この家庭用レメディー・キット以外にも、子供用の応急やミネラルや必須微量元素をまとめたキット、妊娠~産後をサポートする出産用キットなどがあります。現在購入できるのは、ホメオパシー専門ショップ・ホメオパシックファーマシーやインターネットでも注文することができます。

さて、本日はレメディーとポーテンシーについてです。今までも何度かでてきた言葉なので、すでにご存知ですよね。(解らない方はカテゴリーの用語集を参照ください)では、どんな物質が原料になっているでしょう?

植物・鉱物・動物・細菌など自然界のあらゆる物質3000種類以上から作られています。物質のレメディーとしての作用を確認するには、プルービングという実験方法が用いられます。これは健康な人に対してレメディーを投与し、その人がどのような肉体的症状や精神的感覚を起こすのかを詳細に観察するものです。この観察の結果を書き取ったものは、マテリア・メディカと呼ばれ、ホメオパスが精通しなければならない薬効辞典です。

ハーネマンは100種類以上の物質をプルービングしました。この実験の初期において、ハーネマンはその著書に、「ホメオパシーでは一度に最同種一種類のレメディー(シングル・レメディー)のみ投与する」という考え方を著していました。しかし人生の終わりが近づく頃、その考えを改めました。ハーネマンの時代より、現代人は複雑な生活環境におかれており、一度で一種類のみのレメディーでは、効果を得られにくくなっています。また、最良のレメディーが必ず選択できるとはかぎりませんから、痛みなどの辛い症状がある場合は少しでも早く最同種のレメディーを見つけるために、複数回の投与をしたり、混合したコンビネーション・レメディーを使うこともあります。また、日頃の健康維持のために、生体ミネラルや必須微量元素のバランスを整えるティッシュソルトなどをサプリメント的(サプリメントではありません)に使う方法も広く行われるようになりました。

ポーテンシーについては3/15の「超微量の法則」の際に少し触れましたが、レメディーの希釈震盪(ポーテンタイゼーション)の比率を表しています。ポーテンシーはポーテンタイゼーションの工程を何回繰り返したかによって決められます。たとえば、1C(100倍希釈法)というポーテンシーは、マザー・チンキ(物質をアルコールに浸して作った液体)1を、アルコールと水の混合液99で薄め、強く振動を与えたものです。この1Cの溶液1をアルコールと水の混合液99で薄め、強く振動を与えると2Cになります。この工程を繰り返すほどポーテンシーは高くなります。Xフォーム(10倍希釈法の単位)などの低いポーテンシーのレメディーは、物質の分子や原子を含みますが、12C以上のレメディーは含みません。X・Cフォーム以外にも、M(1000C倍希釈法)フォームなどがあります。

※所属する日本ホメオパシー医学協会より、特定のレメディー販売店の商品掲載を避けるようにとの指導がありましたので、商品名・写真等を削除いたしました。

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2006年3月18日 (土)

病気とバイタルフォース2

さて、バイタルフォースはどのようなときに滞るのでしょうか?

受験に失敗するのではないかという不安、震災に遭遇した恐怖、失恋した悲しみ、不公平や理不尽な社会への怒り、セクハラをする上司への嫌悪、思い通りの人生が送れないという不満、こういったあらゆるネガティブな感情でバイタルフォースの流れは滞ります。このとき、「こんなこともあるさ」と事実を受け入れ、起きてしまった事柄にこだわらず、流していけるなら、バイタルフォースの滞りはすぐに本来の流れを取り戻すでしょう。しかし、いつまでも不安や怒りをもち続けると、バイタルフォースは滞ったままになり、体は症状という悲鳴を出さざるを得なくなります。

精神的ストレス以外にも、働きすぎで無理を重ねたり、体調が悪いのに薬でしのいできたなどの身体的ストレスも滞りの原因になります。私たちは現代社会のリズムに無理矢理あわせ、時間に追われるように日々を送っています。今日は試験だから・・・、大事な会議があるから・・・など。症状が現れるということは、私たちが意識できない心身の不具合を、バイタルフォースが教えてくれているのです。そのことを理解し、その都度症状を溜め込んだり、抑圧することなく、自然治癒力によって病気ごと体外へ押し出したいものです。

上記に述べた精神や身体的ストレス以外にも私たちは、外的な悪影響に囲まれています。たとえば、大気・水質汚染、化学薬品、食品添加物、飲食物の摂り過ぎ、アルコール、タバコなどでもバイタルフォースは滞ります。また、怪我や事故、手術からも滞るのです。生物はすべて自然治癒力というすばらしい力を持って生まれています。本来、私たちは自己の滞りをこの自然治癒力だけで治す力があるはずです。しかし、どんなに注意深く生活を送っていても、すべての外的影響を回避することはできまん。スギ花粉症の人がこれほどまで急激に増加しているのは、スギの花粉が以前より強力な物質になっているわけでなく、私たち人間のバイタルフォースが脆弱になっている現れではないでしょうか。

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2006年3月17日 (金)

病気とバイタルフォース

ホメオパシーで病気とは、「バイタルフォースの滞り」であると考えます。では、バイタルフォースとは何でしょうか?

Vital Forceバイタルフォースを訳すと「生命力」です。言い換えると、「生命エネルギー」、このエネルギーの流れがあるからこそ、地球上のあらゆる生物は生命を維持できていると考えています。生命体をなみなみと流れるこのエネルギーこそ、自然治癒力という言葉が当てはまるのではないでしょうか。バイタルフォースは目で見ることはできませんが、そこに生命があるのなら、必ずバイタルフォースも存在するのです。ごくわかりやすい例として、人間の細胞にある寿命が挙げられます。小腸の栄養吸収細胞は約1日、胃の粘膜細胞は2・3日、白血球は3~5日、赤血球は4ケ月、肝細胞は約5ケ月で死んでも、ほとんどの細胞が細胞分裂によって新しい細胞を補充し、組織を再成します。このような働きの源こそ、バイタルフォース=(イコール)生命エネルギー・自然治癒力といえるのではないでしょうか。(これはほんの一例で、なにも物理的な組織再成のみを表すものではないです)

では、バイタルフォースが滞るとはどういうことでしょう?

先程もバイタルフォースを川にたとえ、なみなみ流れる生命エネルギーと表現しましたが、この流れが滞ることなくサラサラと流れていれば健康であり、たとえ病気に罹っても、自らの治癒力で体外に病気を押し出すことができます。川の水も本流は、滞ることなく海へと流れて腐敗しません。しかし、塞き止められて本来の流れに戻れない淀んだ水は腐ってしまいます。この停滞が病気であり、バイタルフォースの崩れからもたれされる結果が症状です。目に見える症状が原因ではなく、病気が症状の原因です。治療しなければならないのは症状ではなく、病気です。バイタルフォース同様、病気も目で見ることはできません。私たちに見えるのは、病気になっていく経過と治癒に向かう間に表面化する症状だけです。目に見えない病気を知るためには、症状が大きな手がかりとなります。もし症状がなければ、私たちは自分が病気であることに気付くことができず、また病気と同じ症状をもつレメディーを見つけ、それによて治癒に導くホメオパシー治療ができなのです。

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2006年3月16日 (木)

ホメオパシー用語集 

ホメオパシー専門用語で、耳慣れない言葉がいくつか出てきたと思います。そこで、このあたりで用語の解説を簡単にまとめておきます。カテゴリーに「用語集」を加えますので、いつでも戻って、言葉の意味を確認してください。

●ホメオパシー(同種の法則・超微量の法則)

同種療法と呼ばれ、「健康な人に投与して、ある症状を起こさせる物質は、その症状を取り去るものになる」という『同種の法則」』に「人体に有害な毒物でも、現物質がなくなるほどに希釈し叩くことで、毒性のみ失われ、心身に深く作用する」という『超微量の法則』を加えた自然療法。

●RAH(ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー)

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)・英国ホメオパシー医学協会(HMA)に公式認定され、英国ホメオパス連合(ARH)の受験認定校となっている、ホメオパシー専門カレッジ。

●36基本(ベーシック)キット

ホメオパシージャパン(株)にて販売されている応急用家庭キットで、ホメオパシー治療で使用頻度の高いレメディー(1瓶に1.6g入)を36種類厳選した商品。日常の怪我や急性の症状に対処でき、常備しておくと家族の健康管理に役立つ最もおススメのキット。補充として単品での購入も可能。

●ホメオパシージャパン(株)とそのグループ

「自分の健康は自分で守る」という考え方をもとに、ホメオパシーの情報発信地として健康サービスを提供する会社。具体的には、各種レメディーキットやホメオパシー関連商品の開発やホメオパシックファーマシー(英国ヒリオス社の日本総代理店)及びインターネットでの販売、またホメオパシー講演会を全国的に行っている。グループとして、ホメオパシーの書籍販売を行うホメオパシー出版、個人の健康相談を受け付ける日本ホメオパシーセンター、ホメオパスを養成するRAHがある。

●レメディー

物質を薄めないで投与すると副作用が起こるが、限りなく薄めて投与すれば副作用が起こらないばかりか、薄めるほど治癒力が高くなるという『超微量の法則』にもとづき、希釈震盪(薄めて叩く)した液体(チンキ)を砂糖玉(きび砂糖)に染み込ませたもの。ホメオパシックファーマシーで販売されているレメディーは英国ヒリオス社製品。

●ホメオパス

ホメオパシーのレメディーを選択することを仕事とする人。英国においては、国家が認定する有資格者。日本では、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)や英国ホメオパシー医学協会(HMA)などに認定された有資格者。ホメオパスは治療者と考えられがちだが、治療者はあくまでその本人。ゆえにホメオパスとは、相談者に最も適したレメディーの選択をする技(わざ)をもつ職人といえる(かな~)。

●ポーテンシー

レメディーの希釈震盪(ポーテンタイゼーションといいます)の比率。希釈震盪の回数が多いレメディーは「高ポーテンシー」、比較的少ないものは「低ポーテンシー」となる。ポーテンシーのフォーム(単位)には、X・C・M・MLの4種類がある。

●プルービング

健康な人に、高希釈したレメディーを与え、出てくる症状や感覚のこと。

●マテリア・メディカ

ホメオパシーの各レメディーについて、プルービングによって出てきた症状や感覚を記述した書物。つまり、レメディーの特徴などを解説した辞典と考えてよい。

●レパートリー

症状からレメディーを選べるようにまとめられた辞典。

※もっと詳しく調べたい方に→

http://www.homoeopathy-center.org/faq/glossary.html

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2006年3月15日 (水)

超微量の法則

ついにきてしまいました・・・。私が友人に説明するとき、一番苦手としている「超微量の法則」*。しかしホメオパシーの基本原理のの1つであり、外すわけにはいきません。ちょっと長くなりますが、お付き合いください!

昨日お話した「同種の法則」はキナの皮から発見されました。しかしハーネマンがその法則に気付く以前から、南米ペルーのアンデス山中に住むインカ人は、キナ樹皮の浸出液がマラリアに効くことを知っていました。マラリアはマラリア原虫が蚊に媒介され、血液内感染によっておこる熱帯伝染病で、古来より多くの死者をもたらしたため「人類に課せられた呪い」と思われていました。このキナの皮をスペインに持ち帰った医師によりヨーロッパ中に広まり、その後スイスで殺虫剤のDDTが開発され、それによってマラリア蚊が激減するまで、このキナの皮は高額で取引されていました。

しかしキナの皮にはアルカロイドのキニーネという猛毒が含まれており、副作用として嘔吐、耳鳴り、発疹などの激しい症状がありました。ハーネマンはこれを回避するために、キナの皮をすり潰し、毒性だけが失われ、その物質がもつ毒の情報だけを利用することを考えつきました。物質1滴に対して、100倍のアルコールと水で薄め、そこからまた1滴取り出してアルコールと水で薄めます。これを何百回、何千回と繰り返すことで、最初にすり潰した物質の成分が1分子も検出されないほど薄めるのです。この液体が、たまたまハーネマンの往診カバンの中で移動の際、自然に揺り動かされたことにより、振動させることの重要性も偶然見つけられました。振動を与えることで、無毒化した液体の潜在能力が高まり、より効果的に作用することを発見したのです。この「薄めて叩く(振動させる)こと」《希釈震盪(きしゃくしんとう)といいます》は「超微量の法則」と呼ばれ、ホメオパシーを理解するうえで重要な事柄のひとつになります。

・・・とここまで、教科書のような説明になりましたが、ここで物質社会に生きる我友人は、「薄めたら効かないんじゃない?」と、この世界ではもっともといえる質問をしてくるのです。

しかし物質が多ければ多いほど、薬の効果が高いわけではありませんよね。風邪薬をたくさん飲んだから、放射線治療をたくさんしたから早く治るわけではありあません。むしろその副作用が心配になります。

古来から、毒薬を薬として重篤な患者に致死量を超えず、かつ毒性によって病気のみを抑制する治療が行われていました。18世紀に入っても、瀉血(治療目的で静脈から血を抜くこと)や催吐剤(嘔吐を促す薬物)などを使った無謀な治療、また鉛・水銀・砒素などの有毒物質が医療として当たり前に使用されていました。その結果、かえって健康を害するだけでなく、治療によって命を落とすことも稀ではない時代でした。そこでハーネマンは、当時の治療に幻滅し、医療を中断し、医学書の翻訳を始めました。そんな中、彼はずっと重い副作用や危険のない治療を模索し、薄めることを考えついたのではないでしょうか。

では、薄めたものは本当に効果がないのでしょうか?もちろん、無闇矢鱈に薄めてよいというわけではありません。薄めた度合いによって、効果が高い地点とそうでない部分が波のように現れることも、彼は見出しました。現在、私たちが使用するレメディー(砂糖玉を物質を薄めた液体に浸したもの)の希釈震盪の比率《ポーテンシー*といいます》は30C、200C(Cフォーム[単位]は100倍希釈法を現わす)など一定のものを使用しています。(他にもXやMフォームがありますが、後日ポーテンシーの説明時に詳しくお話します)

なぜ原物質が失われるほど希釈したものに効果があるのか?これについては、化学的な検証はされていません。ただわかるのは、真実、作用があるということだけです。現代医学でも、麻酔がなぜ効くのかは明確にわかっていません。それでも、どこに使用すれば、どう作用するのかはわかっています。外科的治療をするうえで必要不可欠な麻酔は、「なぜ効くか」より「効いている」という事実が重要なわけです。ホメオパシーも同様であると考えます。医学や化学が進歩するにつれ、この疑問は解き明かされることでしょう。でも今は、ホメオパシーの恩恵に与るだけでもよいのではないでしょうか。なにしろ、現物質が入っていないということは、副作用を心配する必要がまったくないのですから・・・。

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2006年3月14日 (火)

同種療法はどのように発見されたのか?

ホメオパシーという言葉はギリシャ語の「同じようなもの」と「病気・苦痛」という意味の言葉を組み合わせて名づけられました。そしてこのホメオパシーの名付け親であり、古代ギリシャ・エジプトでも使われていた同種の原理を発展させ、ホメオパシー治療を始めたのは、ドイツ人医師サミュエル・ハーネマン(1755~1843年)です。

彼はDr.ウイリアム・カレンの薬効書の翻訳をしているとき、「キナ(南米原産の熱帯雨林植物)の皮の苦味成分がマラリア治療に効果がある」という記述を見つけ、納得が出来ませんでした。なぜなら当時キナの皮はマラリアの特効薬とされていましたが、キナの皮よりもずっと苦味成分のある物質が存在し、それらがマラリアに何の効果もないことを彼は知っていたからです。

そこでハーネマンは、自分でごく少量のキナの皮を食べて、どんな症状が現れるか実験してみました。すると一時的に発熱、悪寒、脱水症状が交互に起きるマラリアと同じ症状が現れたのです。続いて他の人にもキナの皮を服用してもらいました。結果は同じく、みな一応にマラリアと同じ症状を一時的に訴えました。繰り返し実験をしても結果は同じでした。しかしあるとき被験者のひとりがまったく症状を出さないことがありました。その人は数日前から発熱や悪寒の症状があり、実験後その症状が消えて元気になっていたのです。このことから、マラリアに罹っている、もしくはマラリアのような症状の人にとってマラリアの症状を取り去る物質が、健康な人にはマラリア同様の症状をもたらすことにヒントを得たハーネマンは、「同種の法則」をはっきりと確信したのです。

彼は88年の生涯をかけてホメオパシーの理論を体系化し、現在のホメオパシーの基礎を築きました。その後、ホメオパシーはヨーロッパで広まり、アジア・アメリカへと広がりました。一時は現代医学から批判され衰退していた時代もありましたが、200年を経た現在は50ケ国以上の国々に広まっています。

それは、身体症状や局所だけをみる現代医学にはない、人全体に治療の焦点をあてるホメオパシーの考え方が注目されてきた現われではないでしょうか。人の体と心の間には密接な関係があり、この関係に病気も深く関わっています。ホメオパシーは症状に同種の物質を用いるだけでなく、その選択にはその人の根本体質・遺伝的要素・性格・ライフスタイル・精神状態など症状以外の全体のさまざまな要因に応じて選択がなされます。

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2006年3月13日 (月)

ホメオパシーとは・・・

ホメオパシーとは日本語で同種療法と呼ばれ、「健康な人に投与して、ある症状を起こさせる物質は、その症状を取り去るものになる」という『同種の法則』を基本原理とする自然療法です。

現在は行いませんが、私が子供のころ喉がヒリヒリ痛むときに、母がショウガ湯を作ってくれたり、長ネギと塩をから炒りしたものをガーゼに包んで首に巻いてくれました。子供の私は効果を疑いつつ、しかたなく巻いていた記憶があります。ショウガやネギより、病気のときだけ作ってもらえたリンゴのすりおろしがおいしくて、そちらばかりが思い出され、残念ながら効果のほどはまったく覚えがありません。しかし日本中で広く民間療法として伝えられている(ということは、その時代としては効果が高かったということですよね)この方法も『同種の法則』といえます。

では「ある症状を起こさせる物質」とは何でしょう?

たとえばコーヒー。朝一番のコーヒーがないと目が覚めない、また徹夜仕事や受験勉強で眠気を覚ますために飲む人もいるでしょう。それとは逆に、眠れなくなるという理由で、就寝前のコーヒーを控える人もいます。つまりコーヒーは「不眠の症状を起こさせる物質」です。ホメオパシーでは「神経興奮による不眠の人」にコーヒー豆から作られたレメディー*のCoffeaコフィアを服用してもらいます。このレメディーという砂糖玉には、コーヒーが限りなく薄められて染み込ませてあります。

「不眠を起こさせる物質」であるコーヒーそものでは不眠の症状を取り去ることはできません。しかし不眠の原因物質であるコーヒー豆を薄めることで不眠作用はなくし、その情報だけを残したレメディーを服用することで、「あれれ、興奮して眠れないところに、さらに興奮させるようなものが入ってきたぞ。そうか!自分は興奮していたんだ。これは、いかん、いかん」・・・ってな感じですかね~、バランスを欠いていることに気づくのです。

そして本来のバランスを取り戻すべく自然治癒力が働き、神経の興奮が治まって自然な眠りがもたらされます。ただし、すべての不眠にコフィアを使用するわけではありません。イライラして眠れないときにはNux-vナックスボミカ、恐怖でねむれないときにはAconアコナイトなど、同じ症状でも原因や状態に適したレメディーが選択されます。

こう説明すると、レメディーには何やらすごい力があるように思われるかもしれませんが、現物質がまったく入っていない以上単なる砂糖玉であり、物質的作用は何もありません。治すのはあくまで生まれもった自然治癒力なのです。ホメオパシーはスイッチがオフになっている自然治癒力が、オンの状態になるよう体に「気づき」を与えるだけです。このように、不眠には不眠を起こすもの、熱には熱を生じさせるものというように、同種をもって病因を自分自身の治癒力で押し出し、体と心に健康を取り戻させるのがホメオパシーです。

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2006年3月12日 (日)

英国でのホメオパシー事情

本格的な話に入る前に、先進国英国でのホメオパシー事情についてお話します。

ホメオパシーは日本語で同種療法と呼ばれ、代替医療や民間医療の1つとされていますが、英国などでは健康保険が適用される医療の1つであるという認識が高い療法です。現代医学の薬ではなく、レメディー*と呼ばれる無毒無成分の砂糖玉のようなものを服用し、肉体のみならず精神的な問題についても対応します。このレメディーの選択を仕事とする人をホメオパスといいます。

英国においては、ホメオパスは国家が認定する有資格者です。エリザベス女王の主治医であるドクターがホメオパス*であることは有名であり、英国王室のホメオパシーによる健康管理には100年の歴史があります。またロンドンには国民健康サービス(National Health Service)による欧州最大のホメオパシー総合病院(Royal Homoeopathic Hospital)があり、グラスゴー、リバプールなど現在英国内5ケ所に点在します。1997年からは、ここでの治療成果の研究も始まっています。

一般の人は症状についてまずGP(開業医)に相談をし、従来の治療法では効果が低い、または有効な治療法がない場合や本人の希望によって医師からホメオパシー病院の紹介がされます。風邪などの軽い症状には、誰でも処方箋なしに、街の薬局やコンビニのようなBootsブーツというドラッグストアでも手軽にレメディーを購入することができます。

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2006年3月11日 (土)

はじめに・・・

まずはホメオパシー*とは何なのか、を説明しなければ始まりません。しかしこれが(私にとっては)かなり難しいことなのです。私が理解した過程を振り返っても、テキストを読んだから、講義を聴いたからといって一時に全てが理解できたわけではありません。年に数回ある海外講師の講演も、聴くたびに各講師で考え方が違い、戸惑ったり悩んだりしました。それでも自分で使いこなすうちに、いつの頃からか方法論よりも、「結果よければすべてよしでしょ~」という考えに至りました。ホメオパシーもレメディー*を使ってこそ、その本質が理解できるのではないでしょうか。

しかし現状では、どこで手に入るのか、どんな時に使用するのか分からないという声も聞かれます(きっと私の周囲だけではないと思うのですが・・・)。そこで、プロのホメオパス*になる手前の学生だからこそ、これから始めようとする人の不安や疑問に気づくことがあるのではないかと思ったのです。最初はホメオパシー専門用語が耳慣れないと思いますが、このブログを読みすすむにつれ、自然とわかる・身につく(どこかの英会話教室のキャッチコピーのようですが)、そしてセルフケアできる段階へステップアップしてもらえればと考えています。

で、ホメオパシーですが、以前は友人や同僚に「簡単に言うと、ヨーロッパの薬草学ようなもので、漢方のように薬草を乾燥させた物を煮出して濃縮した有効成分をそのまま使用するのではなく、逆に限りなく薄めて使用するので副作用もなく安全な療法である」という嘘ではないが、適切とも言いがたい説明をしていました。なぜなら、質問をする人はまったくホメオパシーという言葉を知らなかったからです。それがヨガのように体を動かすものなのか、マクロビオティックのような食生活に関するものなのかも知らないのです。そのうえ、社内のエレベーターに乗り合わせた時や旧友が久しぶりに電話をかけて来た時に「何か健康にいいことしてるんだって?」と聞くのです。そこで長々説明するわけにいかず、簡潔にまとめなければならなかったのです(言い訳かな~)。

ちょうど健康という言葉に反応しやすいお年頃?ということもあり、友人たちは興味を示すのですが、どうも説明が悪いため「難しそう」とか「めんどくさそう」(そんなことないです!)、果ては「怪しい」などと思われ、自分の説得力のなさにがっかりしました。特に、使用するのは化学的に作られた薬ではなく、レメディーと呼ばれる無毒無成分の砂糖玉を服用するのだ、という説明。この科学的ではない「無成分」と「砂糖玉」という言葉にひっかかりを感じ、「何だか信じがたい」という結論に行き着くようです。この失敗を踏まえ、なんとか友人の誤ったイメージを払拭できるようなブログにしたいと思っています。

学生ということもあり、まだまだ未熟な面もありますが、末永くおつきあいください。

※本文中にある*印のついた言葉の解説は、カテゴリーの用語集にまとめますので参照してください。

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